フォルクスワーゲンポロ中古車おすすめと10年落ちはどこに注意が必要?

最近街中でポロを見かけることが多くなったような気がします。

特にボディ色が赤で女性ドライバーが運転しているのポロはカッコいいです。

コンパクト・カー「polo」は5ナンバーサイズの為、駐車場選びに苦労することもありません。

それに安全性能もユーロNCAPで総合評価が最高の5つ星を獲得しています。

フォルクスワーゲン・ポロを中古で購入する時注意すべき点は何か?

現役メカニックが見たポロ・中古車選びのポイントをいくつかまとめてみました。




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中古車の価格比較はナンセンス

新車ならばどこで購入しても品質は同じです。

しかし、中古車となると使用されていた期間やメンテナンスなどの関係で
個体差も大きく『安い!』だけで選ぶのは危険です。

なぜなら、安いのには訳があるからです。

例えば

・ 過走行車

・ 事故車

・ 車検やメンテナンス代がついていない

一番厄介なのが、「購入後に修理代がかかる」ポロです。

走行距離によってはブレーキ系を全部交換が必要になる場合もあります。

「何を基準に中古ポロを選んだらいいのか?」が誰しも気になるところではないでしょうか。

全国で1183台もの中古ポロが見つかります。(2018/1月現在)


(引用:カーセンサー調べ)

この中からお気に入りの1台を探すとなると時間もかかるので
まず、あなたが欲しいポロを明確にすることから始めるのがポイントです。

例えば

・ 年式

・ ボディ色

・ 走行距離

そこから平均的な価格を出し、購入する時の参考にすることが大切です。

そして、年式によって様々なグレードが存在しますので下調べを入念にすることをおすすめします。

ポロ中古車を選ぶポイント・・エンジン

ポロが5代目[6R型]現行型にモデルチェンジしたのが、2009年です。

現在(2018/1月)までグレードも増え同時にエンジンも変わっています。

「年代別グレード・エンジンの違い一覧」

2009年10月~2010年5月

『グレード』

・ 1.4 コンフォートライン

直列4気筒 DOHC 16バルブ
排気量:1,389cc:85PS/5,000rpm、13.5kgm/3,800rpm

2010年6月~2013年4月

『グレード』

・ TSI コンフォートライン

・ TSI コンフォートライン ブルーモーション テクノロジー

・ TSI ハイライン

直列4気筒 SOHC 8バルブ 直噴インタークーラー付ターボチャージャー
排気量: 1,197cc:105PS/5,000rpm、17.8kgm/1,550‐4,100rpm

・ GTI

直列4気筒 DOHC 16バルブ 直噴インタークーラー付スーパーチャージャー+ターボチャージャー
排気量:1,389cc:179PS/6,200rpm、25.5kgm/2,000‐4,500rpm

2013年5月~2014年3月

『グレード』

・ TSI コンフォートライン ブルーモーション テクノロジー

・ アクティブ

・ アクティブ2

・ TSI ハイライン

直列4気筒 SOHC 8バルブ 直噴インタークーラー付ターボチャージャー
排気量:1,197cc:105PS/5,000rpm、17.8kgm/1,550‐4,100rpm

・ ブルーGT

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー
排気量:1,394cc:140PS/4,500-6,000rpm、25.5kgm/1,500‐3,500rpm

・ GTI

直列4気筒 DOHC 16バルブ 直噴インタークーラー付スーパーチャージャー+ターボチャージャー
排気量:1,389cc:179PS/6,200rpm、25.5kgm/2,000‐4,500rpm

2014年8月~2014年12月
この年代から安全装備が充実、燃費も良くなりました

『グレード』

・ TSI コンフォートライン ブルーモーション テクノロジー

・ TSI コンフォートライン アップグレード パッケージ ブルーモーション テクノロジー

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー 
排気量:1,197cc:90PS/4,400-5,400rpm、16.3kgm/1,400-3,500rpm

・ ブルーGT

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー
排気量:1,394cc:140PS/4,500-6,000rpm、25.5kgm/1,500‐3,500rpm

2015年7月~2016年4月

『グレード』

・ プレミアム エディション

・ TSI コンフォートライン

・ 40th エディション

・ プレミアム エディション ナビ パッケージ

・ TSI コンフォートライン アップグレードパッケージ

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー 
排気量:1,197cc:90PS/4,400-5,400rpm、16.3kgm/1,400-3,500rpm

・ ブルーモーション

直列3気筒 DOHC 4バルブ 直噴インタークーラー付ターボチャージャー
排気量:95PS/5,000-5,500rpm、16.3kgm/1,500-3,500rpm

・ ブルーGT

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー
排気量:1,394cc:140PS/4,500-6,000rpm、25.5kgm/1,500‐3,500rpm

・ GTI

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー 
排気量:1,798cc:192PS/5,400-6,200rpm 25.5kgm/1,250-5,300rpm

2016年5月~生産中

『グレード』

・ TSI トレンドライン

・ TSI コンフォートライン

・ アクティブ

・ ウィズ ビーツ

・ TSI コンフォートライン マイスター

・ オールスター

・ TSI ハイライン

・ オリジナル

・ TSI ハイライン マイスター

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー 
排気量:1,197cc:90PS/4,400-5,400rpm、16.3kgm/1,400-3,500rpm

・ ブルーGT

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー
排気量:1,394cc:140PS/4,500-6,000rpm、25.5kgm/1,500‐3,500rpm

・ GTI

直列4気筒 DOHC 4バルブ インタークーラー付ターボチャージャー 
排気量:1,798cc:192PS/5,400-6,200rpm 25.5kgm/1,250-5,300rpm

ポロ中古車を選ぶポイント・・・グレード

5代目6R型になったのが2009年10月です。

2009年には4代目モデルの9N型も混在しているので
現行モデルに限定するのであれば、10月以降の中古車を探すことです。

それに9N型になるとそろそろ10年落ちになるクルマもあるので
購入費用に「メンテナンス代」も含めた金銭的ゆとりを持った方がいいでしょう。

『4代目 9N型モデル(2001年〜2009年9月)』


フロントマスクが通称:涙目ポロになっているのが4代目です。(画像:Wikipediaより引用)

『5代目 6R型モデル(2009年10月〜現在)』


フロントマスクがトンガっているのが5代目6R型です(画像:Wikipediaより引用)

初期型には2010年5月まで

「エンジンスペック」
直列4気筒 DOHC 16バルブ 85PS/5,000rpm 13.5kgm/3,800rpm
排気量:1,389cc (無鉛プレミアムガソリン)

のエンジンだけの設定になります。

2010年6月以降になると最新エンジンのTSIエンジンに変わります。

「エンジンスペック」
直列4気筒 SOHC 8バルブ 直噴インタークーラー付ターボチャージャー
排気量: 1,197cc:105PS/5,000rpm、17.8kgm/1,550‐4,100rpm

自然吸気エンジンかターボ付がいいか?は正直なところターボ付の方が
ちから強く走るのでおすすめです。

現行モデル6R型(2009年10月〜現在)になると全車標準でESP(エレクトロニック・スタビリゼーション・プログラム)
注:ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)とも呼ばれます
が標準装備されています。

このシステムはとっても優秀で

例えば、

・ 雨・雪など滑りやすい路面

・ 急発進時

などで車体が不安定になり事故にならないようコントロールしています。

特に女性にはこのシステムが付いていたクルマが絶対的な安心感が違います。

ポロ中古車のベスト・おすすめはこれだ!

2010年6月以降の

『TSIコンフォートライン』

『TSIハイライン』

フォグランプが付いたことで凛々しく見えます。
他にはフルオートエアコン・車庫入れやバックする時に便利なパークディスタンスコントロール(バックセンサー)が装備されています。

内装では、レザーステアリング、センターアームレスト、スポーツシートが標準装備されているので
おすすめはTSIハイラインです。

だからと言ってTSIコンフォートラインがダメな訳ではありません。

国産車に比べると断然

・ 純正のシートの出来が良い(腰が痛くならない)

・ 高速走行でも車体が安定している

見かけは「コンパクト・カー」ですが、ヴィッツやフィットと比べ物になりません。

まっ、インテリアは素朴な感じで国産車の方がゴウジャス感はありますが・・・。

ま と め

ボディ剛性や足回り・ブレーキはコンパクト・カーの中でも
トップレベルですし、ワンランク上のクルマにも匹敵します。

ポロの兄貴分と言えば『ゴルフ』になりますがゴルフが必要ないほど
完成度は高いです。

サイズ的にも5ナンバーなので取り回しに苦労することはありません。

それに大人4人(一応5人乗り)までなら長距離は苦になりません。

一度ポロに乗ったら二度と国産車に戻れなくなるほど
見た目以上のクルマが「フォルクスワーゲン・Polo」です。