
ヘッドライトが黄ばむと見た目も変ですし、なにより暗くなって夜のドライブが苦痛になりますよね。
ヘッドライトの黄ばみ取りは、「ピカール」や「コンパウンド」などを使う方法が一般的ですが、それよりもっと簡単であるものを「シュっと」一吹きするだけでヘッドライトの黄ばみがとれてしまう裏技があるのは知っていましたか?
現役メカニックの私が、車検の時によく使っている方法です。その方法をあなたに内緒で教えますよ!
ヘッドライトの黄ばみは車検に受からない
古くなったクルマを大切に乗っている人がまだまだ、大勢います。クルマは、2年に一度(乗用車ね)必ず車検を受けなければいけません。
しかし、古くなったクルマのヘッドライトが黄ばみは酷く、コンパウンドやピカールで擦ったくらいでは、車検の基準光量をクリアすることが難しいのです。
これは、表面的な黄ばみのほかに反射板(リフレクター部)の輝きが無くなり
ヘッドライト球の光を上手に散らすことができなくなったのが原因です。
車検が通らないと、公道を走ることはできないのでなんとか対策をし、合格させる必要があります。
そこで、ヘッドライトの黄ばみを取る、業界人しかしらない「裏技」
CRCなどの潤滑剤がいいのだ。
なぜなら、ヘッドライトの素材が「ポリカーボネート」と呼ばれるプラスチック製だから
「ポリカーボネート」の弱点は、熱に弱く、耐油性(薬品耐久性)がよくありません。
ヘッドライトの黄ばみを瞬時に簡単に取れるのが、CRCなどの潤滑剤が一番安上がりで
効果も体感でき、長続きもします。
ヘッドライト黄ばみに「ピカール」「コンパウンド」は絶対に使わないわけ
「ヘッドライト 黄ばみ取る コンパウンド ピカール」と検索すると
わさわさと、間違った情報が出てきます。
コンパウンドやピカールで黄ばんだヘッドライトを一生懸命こすっても
期待できる効果もなく、長続きもしません。
それよりも、ヘッドライト磨きは逆に傷を作ってしまうのでオススメしません。
よく、ガソリンスタンドやイエロー・ハットなどで「ヘッドライトコーティング」をすると
こんなに綺麗に!と言っていますが、コンパウンドで磨いても新品のようには絶対になりません。
コンパウンドやピカールを使って黄ばみを消すのは、表面を「ガリガリ」と
擦って削ってるので綺麗になるのです。
しかし、表面に小さい傷を沢山作ってしまうので、見違えるような効果は期待できません。
また、コンパウンドで綺麗に磨く、には、経験が物言う作業になります。
ガソリンスタンドやオートバックスでやっているのは、見よう見まねの下手くそ。
その証拠に、ヘッドライト磨きをしても劇的な変化がありません。
これは、悲しいかな技術はない証です。
なので、コンパウンドやピカールで磨くよりもCRCなどの潤滑剤で
黄ばみを溶かして拭き取るぐらいが丁度いいのです。
この方法もヘッドライトの樹脂を溶かすことになるので、
クリアコーティングをする必要はあります。
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ヘッドライトが黄ばみむ原因、最後は強靭はコーティングが重要!
クルマのヘッドライトは、安く、形を自在に作れることに優れている
「ポリカーボネート」と言う、素材が使われています。
以前ならガラス製品が多かったのですが、空力やデザインなどから樹脂製に変わりました。
樹脂製に変わってからと言うもの
・ 黄ばむ
・ 焼ける
・ 変色
が途端に目立つようになってきましたね。
この原因は、『熱』と『キズ』から。
紫外線やヘッドライト球の熱や洗車機などの洗車キズが黄ばむ原因です。
ヘッドライトの黄ばみは、樹脂製から変わらなければ避けて通れない現象です。
CRCで黄ばみを溶かした後は、必ずコート剤を塗ることで寿命を延ばすことができます。
市販のヘッドライトクリアコーティング剤は色々と売っていますが、
オススメはこれ ↓
「ワコーズ HC-K ハードコート復元キット ヘッドライト用下地処理&コート剤V340」
『カスタマ・レビューより』
「ビフォー・アフター」
レース界では有名な業者なので、安心して使えます。
私もエンジンオイルやボディー・コーティング剤などのケミカル製品は
ワコーズ製を使っています。
このワコーズヘッドライト用には、コンパウンドが同封されています。
できれば、ライトの端っこで試して「小キズ」が出ないことを確認した後
コンパウンドには、粗目・中目・細目・極細目 と磨きの粒子に違いがあります。
この粒子の細かさによっては磨くと、逆に深いキズになる場合もあります。
コンパウンドで磨くのは、ボディーだけにしたほうが良いですね。
ま と め
ヘッドライトが黄ばむと夜間走行が苦痛になりますよね。
私のクルマもヘッドライトが良く黄ばみます。(古いから( ; ; )
一時期、コンパウンドでガシガシと磨いていましたが、
コンパウンドの荒さによっては、細かいキズが目立ったので
今では、裏技の「CRC攻撃」をしています。
その後は必ず、ヘッドライトコーティングをしています。
これだけで、夜間走行も楽になるし、HIDに交換しなくても済みました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
少しでもあなたのカー・ライフにお役に立てば嬉しいです。
ヘッドライトクリーニングの方法
ヘッドライトクリーニング方法3つのパターン
CRCってなんですか?
呉工業が製造販売している浸透潤滑剤の開発元であるアメリカの自動車関連および生活関連用品のメーカー名のCRCインダストリーのことでしょうか?
それだと日本でいう「花王」を使いましょうみたいなもんで、花王の何を使うんだよ状態なんですが、ここでいうCRCとはなんのことなのでしょうか?
コメントありがとうございます。
わかりにくい解説で申し訳ありませんでした。
車屋用語で「潤滑剤」一般をCRCと読んでいるので
思わずその癖が出てしまいました。
正式名称は『CRC 5-56』で呉工業(KURE)社の防錆・潤滑剤です
それがオススメです。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通りシリコン系潤滑剤は樹脂製ヘッドライトを侵食させてしまいます。
その為潤滑剤を使用したらしっかりと脱脂しコーティング施工するのが良いですよね。
昔のヘッドライトはガラス製で黄ばむ事が無かったのが懐かしいです。
マイカーのシールドビームをハロゲンに替えただけで
昼間のようにピカピカと明るくなったの懐かしく思い出しました。
こんにちは。質問です。
前者の方の質問でCRC 5-56を裏技として使用するのは理解しましたが、溶かすと説明がありますが実際に作業する時の詳細が欲しいです。
5-56を吹き付けて放置するのか、吹き付けて軽く擦るのか、強めに擦るのか、擦った後は拭き上げはどうするのか、コーティングする前の処理は何をすれば良いのか。
その辺出来ましたら詳しく教えて欲しいです。宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。
潤滑剤は表面を溶かすため、スプレーした後は軽く擦るだけでいいです。
この方法は耐久性があまりなくあくまでも応急的な処理なので
その後の処理としては潤滑剤は使用しないで、
「下地処理」・・・ペーパー使用
「研磨」・・・・・・・コンパウンド使用
「仕上げ」・・・・・コート剤使用
の手順が良いと思います。
こちらの記事を参考に作業を進めてもらえば良いかと思います。
https://car-life.net/headlight-perfect/
https://diy-paint.com/archives/865
↑のサイトにはCRCなどの潤滑油の使用はダメって書いてます。
何を信じればいいのか分かりません・・・
コメントありがとうございます
車検時などの一時的な光量アップの手段でCRCなどの潤滑油を使うのは良いのですが、
長期間潤滑油だけで過ごすのはライト本体を痛めることになります。
この記事の主旨は一時的なレンズ曇りならCRCなどでも綺麗になりますよ。
とことですので、ヘッドライトの雲をとるのはしっかりとヘッドライトクリーニングを
行なってた方が良いです
今度の大型連休で黄ばんだヘッドライトのクリーニングをしようと思ってます。
このサイトを読ませてもらいましたが、文字ばかりで僕の理解力が低いのかわかりずらく感じました。
お手数ですが、youtubeに施工の動画をアップして頂けますでしょうか?
コメントありがとうございます。
頑張って作成してみますが、別の記事に貼り付けている
YouTube動画を参考に作業を進めて頂いても良いかと思います。
こちらのサイト→ヘッドライトの黄ばみ除去「パーフェクト編」
タイトルはコンパウンド使うな、潤滑油使え、とありますが、コメント欄では全く逆のことを言ってますね。
潤滑剤は使用しないで、
「下地処理」・・・ペーパー使用
「研磨」・・・・・・・コンパウンド使用
「仕上げ」・・・・・コート剤使用
の手順が良いと思います。
どっちなんでしょうか?
コメントありがとうございます。
ここで書いた内容はあくまで「車検時の応急処置」だと思ってください。
そしてピカールも色々な種類があり金属用を使用すると
思った以上にヘッドライト表面を削りとってしまうので注意喚起をしました。
やはり、一番おすすめは
「下地処理」・・・ペーパー使用
「研磨」・・・・・・・コンパウンド使用
「仕上げ」・・・・・コート剤使用
の手順です。
「車検時の応急処置」でCRC5-56を使うといっても、
「さて、今日は車検日だ!朝からCRC吹いてクリアにしよう!」としますよね。
それで拭き取る(実際は塗布後すぐに台所用洗剤等で綺麗に流し落とす
必要はあると思いますが・・)にしても、それがもし夕方だったり、
忘れて翌日だったりしたら、樹脂部品への攻撃性(ヒビや割れ)が
大変強いこの製品だと”取り返しのつかない事態”になると思いますけど・・。
一時しのぎ・・本当に文字通り、樹脂を攻撃・浸食し始める前に、
洗剤で綺麗に洗い流せれば「応急措置」としては良いんでしょうけど、
実際には無理ですよね?そこはキチンと加筆された方が良いと思いますヨ。
そもそも、、、いくら”一時的”とはいえ、本製品は
金属部品への使用を目的として作られていますから、
いくらなんでも樹脂部品に使うのはダメだとは思います。