クルマのガラスコーティングを自分でやった時に失敗する5つの原因

クルマのガラスコーティングは自分でする時代に突入しています。しかし、自分流でコーティングを施工してしまうとムラや艶が出ない等失敗してしまう可能性があります。ガラスコーティングの失敗事例から学ぶ正しい施工方法やリカバリー方法を紹介しています。また自分で施工する時の必要なアイテムも紹介しています

自分でやったガラスコーティングが失敗する5つの原因

クルマのガラスコーティングの失敗の原因はたった5つ!この5つを確認し間違った方法で施工しなければガラスコーティング本来の艶があなたの手に!その美しさにウットリする事でしょう。

ガラスコーティング失敗例

1:ムラ
2:艶が出ない

この2パターンの失敗例から何が不適切だったのか?を考えてみましょう!

その1:前処理の不備「下地処理」

ガラスコーティング艶を最大限に出す為に下地処理がとても重要になってきます。コーティングは塗装面を保護する為に行うので下地の状態そのままが艶となって現れます。つまり、下地が綺麗でなければそれなりの艶と言うことになります。また下地処理していない表面には汚れや油膜、鉄粉など残っていると、コーティングが適切に密着せず、効果が発揮されません。

その2:不適切な施工「均一施工」

自分で出来るガラスコーティングは最近ではスプレータイプの簡単に施工できる製品も出ています。例えば シラザン50「スプレー式ガラスコーティング」 。今までのような細かく施工する方式の製品でしたら施工時に均一にコーティングするのは難しいですし塗布忘れが起こってしまう可能性もあります。また、適切な厚さを保たなかったりすると、ムラや艶が出ない事があります。

その3:環境条件「気象条件」

ガラスコーティングを施す際、施工環境がかなり重要になってきます。高温や高湿度の環境では、コーティングが正しく硬化せず、ガラスコーティング本来の効果が低下することがあります。また、砂や埃などが舞ってしまう風の強さもコーティングの品質に影響を与える可能性があります。

その4:耐久性の欠如「製品そのもの」

ガラスコーティング剤と一括りにしていますが、ガラス系と本物ガラスに分けられます。この違いを知って製品をチョイスして欲しいです。

ガラス系コーティング剤とガラスコーティング剤の違いは、ガラスコーティング剤はガラス成分のみで構成されている一方、ガラス系コーティング剤にはガラス成分以外に、シリコーンやフッ素などの成分が含まれていることです。

ガラスコーティング剤は、ガラス成分のみで構成されているため、耐久性や撥水性が高いのが特徴です。一方、ガラス系コーティング剤は、ガラス成分以外に、シリコーンやフッ素などの成分が含まれているため、耐久性や撥水性はやや劣りますが、施工が簡単で、価格が安いのが特徴です。

ガラスコーティング剤とガラス系コーティング剤のどちらを選ぶかは、用途や予算によって異なります。

耐久性や撥水性が高いコーティング剤を希望する場合は、ガラスコーティング剤がおすすめです。施工が簡単で、価格が安いコーティング剤を希望する場合は、ガラス系コーティング剤がおすすめです。

その5:不適切なメンテナンス「定期的にメンテナンスは必要」

ガラスコーティング効果は長期間に渡り継続しますが、やはりメンテナンスは必要です。水弾きが明らかに悪くなってきた時や光沢がイマイチと感じる時メンテナンス剤を使用することでツヤが復活します。

ガラスコーティングのメンテナンスは、丁寧かつ定期的に行うことで、効果的な保護と美観を維持することができます。製品の指示や推奨事項に従いながら、適切な手順と方法を実施してください。

・ ガラスコーティングの劣化が進んだ場合や保護性能が低下した場合は、定期的な再コーティングが必要です。

・ 再コーティングは、専用のガラスコーティング製品を使用し、製品の指示に従って行います。一般的には、表面を十分に洗浄し、乾燥させた後、コーティング剤を均等に塗布し、指定された時間を待ってから拭き取ります。

ガラスコーティング失敗した時のリカバリー方法

クルマのガラスコーティングを自分でやって失敗した時「リカバリー方法」を知っていれば焦らずに済みます。また、初めてガラスコーティングを施工するにしてもリカバリー方法を知って居れば施工しやすくなる事でしょう。

自分でガラスコーティングを行って失敗するのが多いのは、「ムラ」ではないでしょうか?ムラと言っても施工完了時間によって対処方法が変わってきます。


「ムラ」
パターン1:施工中や施工後すぐ

コーティングがまだ濡れている状態(乾き始めていない)
施行中や施工後すぐの場合なら乾いたクロスなどで拭き伸ばすとムラはなくなります。

パターン2:施工後およそ1時間以内

季節や外気温によって変わりますが、施工後1時間ほどでコーティング剤は粘り気が出始めます。(硬化し始め)
この場合でしたら、ムラになっている部分だけにコート剤を塗り広げる事でムラが無くなるでしょう。

パターン3:施工後時間が経っている

施工後かなりの時間が経ってしまっている場合、コーティング剤は硬化を始めています。
硬化が始まってしまった時にはケミカル剤やコンパウンドでムラになっている部分を処理する方法しかなくなります。


「雨や水分の付着」
パターン1:施工後に水だれの線が出来た場合

洗車後施工する前には、完全に水分を取ることは絶対です。ドアミラー下やドア下、エンブレム等から水が垂れて来た時には、マイクロファイバークロスで拭き上げます。落ちなかった場合はコンパウンドで研磨して再施工します。

パターン2:施工後に朝露などでボディが濡れた場合

寒暖差の激しい時期にガラスコーティング施工すると結露がボディに付いてしまう事があります。ガラスコーティング後、翌朝に結露がボディに付着している場合、綺麗なマイクロファイバークロスで拭き取ってください。この時、濁りやムラをチェックし、ムラがあるようでしたらコンパウンドなどで削り取り再施工します。


「リカバリー出来なくなった場合」

ガラスコーティングが硬化してしまった場合、コンパウンドやケミカル剤でガラスコーティングを取り除き再施工すれば良いのですが。この時「下地処理」をしないと艶が出ない、ムラになる原因にも繋がります。なので、ガラスコーティングの施工はプロに任せた方が良いでしょう。

自分でガラスコーティング施工準備品

自分でガラスコーティングをやる時に必要な物をピックアップしておきました。

『シラザン50』を施工したスイフトスポーツ
ガラスコーティングシラザン50施工1

今回使用したガラスコーティングは、とても簡単に自分で本格的ガラスコーティングが施工出来る製品【スプレー式ガラスコーティング】シラザン50です。シラザン50を施工する為の準備アイテムを紹介しています。

シラザン50を施工した直前の最終ふき取りに『シュアラスター 洗車用品 鏡面仕上げクロス S-45 45×34cm』磨き上げるとより一層艶が増しますよ。

他の製品でもここに紹介したアイテムは必要になるはずです。参考にしてして貰えば嬉しいです。

洗車用品

その1:シュアラスター洗車カーシャンプー1000 S-30 1L ノーコンパウンド中性 約20台

その2:シュアラスター洗車ネンドクリーナーソフトS-83鉄粉除去 ノーコンパウンド

その3:BPRO車用ボディクリーナー鉄粉除去剤500ml におい控えめ 洗車業務用 BCQ-116-1

イオンデポジット除去

シュアラスター洗車用品マイクロファイバークロス S-132 40×40cm クリーナーやコーティングの仕上げに

50専用イオンデポジット除去剤をマイクロファイバークロスに染み込ませ塗装面に塗り込み塗装面に固着したイオンデポジットを取り除きます。

研磨・脱脂

拭き残しリカバリー用研磨剤(超微粒子)
最終下地処理で使用

ウィルソン(WILLSON)ワックススポンジ超ソフトワックススポンジ 

速乾シリコンオフ【1Lサイズ】脱脂剤 脱脂洗浄 シリコンリム―バー塗装前処理 

細かい小傷や取り切れていないウォータースポットを研磨して行きます。
その後、脱脂クリーナーを使用して塗装面の油分を取り除いていきます。マイクロファイバークロスに脱脂クリーナーを染み込ませて塗装面を拭くだけです。この工程を行うとシラザン50の密着性が向上し、耐久性や効果が長持ちします。

 と め

ガラスコーティング施工で失敗が多いのが、「ムラ・ツヤなし」です。せっかくお金も時間も使って施工して失敗してしまったのでは水の泡ですよね。

ガラスコーティング施工の失敗の原因さえ分かってしまえば、実際に作業順番や方法を気を付ければ良いだけです。私自身も今回初めてガラスコーティングを自分でやってみました。失敗したらどうしよう?と不安になりましたがいざやってみたらスムーズに終わりました。ガラスコーティングを成功させる為に必要なのが5つです。

重要なので繰り返します。
1:下地処理
2:均一に施工できる
3:天候(硬化するまで雨や水がかからないように)
4:製品(ガラス系か本物か)
5:メンテナンス方法

プロに頼むとそこそこ良い金額がするガラスコーティングですが、自分でやる事でクルマの綺麗が長持ちしお金もそれほど多くは使わなく経済的です。是非、自分でガラスコーティングをやってみて下さい。

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