現在のヘッドライトに使われている「ポリカーボレイト(樹脂製)」はレンズの表面を「ハードコート」で保護しています。しかし、紫外線や熱を長期間受け続けることで、劣化し黄ばみが発生します。また、洗車などから傷も付いてしまいます。
そこで、ヘッドライトの黄ばみ除去『パーフェクト編』ではヘッドライト表面に付いた傷を取るところから作業がスタートします。ここまでしっかりと下地処理を行えば、「美しく、輝き」を取り戻せます。
そしてなんと言っても「光量アップ」するので夜間走行が楽になります。特に雨の日の夜間走行は驚くほど楽になることでしょう。
※ 注意:ケルビン数が大きいヘッドライト球(HID,ハロゲン共)の場合雨の日夜間走行は変わらない場合もあります。それは。。。
過去の記事「ケルビンの謎を解明」で詳しく書いています
ヘッドライト黄ばみ除去パーフェクト準備物
黄ばんだヘッドライトを復元するには、
『耐水ペーパー:・・・#2000,#3000』
仕上がりにこだわりたい人は#3000も準備して下さい。
#2000
#3000
『コンパウンド・・・中目・超微粒子』
PiKAL:LC-050:中目
PiKAL:LC-303:超微粒子
※ 注意:ノンシリコンタイプのコンパウンドを使用してください。
コート剤
ヘッドライト表面を削り取ったままだと、雨などの汚れがつきやすくなっています。なので表面を保護するにも「コート剤」は必需品です。ガラス系コートでこの価格なら
あとは「マスキングテープ」は幅15mm前後の物があれば良いでしょう!
準備が整ったら、さあ!作業開始です。
ヘッドライトの下地処理
ステップ1:マスキングする
ヘッドライトが付いている付近は「フェンダー」や「バンパー」がありうっかり手を滑らせてしまうと、塗装面を削ってしまいます。なのでレンズ周りをしっかりとマスキングテープで囲むでください。
ステップ2:ペーパーがけ
耐水ペーパーには#1500とかもありますが、ガリガリと余計に削りこむ事があるので失敗が少ない#2000,を使用します。
耐水ペーパーは水に浸し柔らかくしてから使用します。そして、濡れた状態で横・縦に力は入れないで擦るのがコツです。
ステップ3:研磨
耐水ペーパーで傷を落としたら、次にポリッシャーでペーパーでできた傷を二段階に分け、綺麗に研磨していきます。
※第一段階※
『コンパウンド:中目でレンズ全体を磨く』
ポリッシャーを使うのなら『ウールバフ』を使用
※第二段階※
『コンパウンド:超微粒子で細かい傷を消していく』
ノンシリコンタイプだと脱脂をする必要はありません。
ポリッシャーを使うなら『スポンジバフ』を使用
下地処理『ペーパーがけ』と『研磨』をしたヘッドライトこれだけも“美しい”ですが。。。
YouTubeで見つけた施工動画でこれが一番わかりやすですよ
『ペーパーがけ』
『研磨』
極上の仕上げ、コート剤
ヘッドライト本体の下地処理が終わったらいよいよ最終段階「コート剤」塗布
コート剤を塗る理由は
ヘッドライトを研磨をした事で表面が素材そのままの状態になっています。コート剤を使うこと強固な被膜を作りクリアな輝きと光沢を与えます。また、紫外線による黄ばみ・くすみの再発防止にもなります。
『コート剤塗布』
製品によっては「2度塗り」する場合もあります。
あなたが使用する製品の取扱説明書をよく読んで作業をしてくださいね。
※ 注意
塗布後30分以上、自然乾燥させ、施工後1時間は水がかからないようにしてください。
ま と め
ヘッドライトの黄ばみを取るにはしっかり下地処理をすることが長期間輝きを長持ちさせる秘訣です。そして、コート剤に付属してくるベース処理剤では黄ばみは思ったほど取れません。
ここは度胸と根性で、耐水ペーパーをかけれるか!が、最終的な『見た目』が決まります。DIYでここまでできれば、もっと愛着が出ますよ。
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