ヘッドライトhidとled どっちが良い?明るさ比較と交換時の注意点

ヘッドライトを明るくする方法としてhidやledに交換するのが一番手っ取り早いです。
しかし、選択を間違えると対向車からパッシングの嵐を浴びたり、ハロゲンより暗くなる事だってありえます。hid・ledの明るさの比較や交換時の注意点を解説しています。

ヘッドライトをhidやledに交換する理由と明るさ比較

ヘッドライトをhidやledに交換する理由で多いのは

hidやledに交換する理由

「ヘッドライトが暗い」
「見た目がカッコイイ」
「目立つから」

当たりでしょう!私は「ヘッドライトが暗い」のが理由でハロゲンからhidに交換をしました。
その結果どれ位明るくなったのかを実際にライトテスターで測定した記事は↓こちら。

ハロゲンからhidやledに交換した時一番気になるのが「どれ位明るくなるか?」ではないですか?

特に今、ハロゲンヘッドライトを超〜明るい『LED』にしたい人にとってはhidと比べ本当の所はどっちが明るいの?で交換を躊躇していると思い実際にhidとledの明るさの比較をしてみました。

本来なら同じクルマで比べるべきです。が時間がなかったので単純な比較は出来ません。しかし、クルマは違いますが、基本的にヘッドライトがハロゲン球からのhid化、led化をしていますので参考にはなるはずです。

『ハロゲンからhid化』

HIDヘッドライト

39300カンデラ

HIDカンデラ

『ハロゲンからLED化』

led明るさ

20400カンデラ

led明るさ実測

オォ〜!「led」の方が多少暗いじゃないか!!!と言う結果に・・・。
同じクルマでの比較ではありませんが、hidとledのカンデラを比べた時、明るさで言えは『hid』の方が明るいと言う事になりました。

hidとledの交換時の注意点

ヘッドライトをhidにするか、ledにするかで悩むのはどれくらい明るくなるのか?が知りたいと思います。

その結果は、単純比較は出来ませんが断然hidの方が明るくなりました。なんとなくledの方が明るいと思っていたけど・・・。

では、その理由を解説しましょう。
ヘッドライトは光を集めてそれを適度な範囲に散らばします。これが「配光」と呼ばれる技術です。

純正ヘッドライトはハロゲン球を使用する前提で綺麗に配光出るよう設計されています。

社外hidやledを使用した場合、配光が合わないのは当然です。それでもhidの場合綺麗に配光を出す技術は進歩していますがledはまだ発展途上だと私は考えています。

特に安い粗悪品はカットオフラインが出ないものや酷いものはカットオフラインより上方向が明るくなっている物もあります。(これじゃ対向車はたまった物ではありませんぜ)

純正ハロゲンのカットオフライン

配光がとても綺麗に出て左側も広く照らしているのが分かります。

ハロゲンカットオフライン

続いて・・・hidです。

hidカットオフライン

左側の広がりは純正ハロゲンに比べて狭いですがカットラインより上には光が漏れていません。これだと対向車を幻惑する事が少ないです。

hidカットオフライン

おまちかねledです。

ledカットオフライン

ledは鋭く光る感じですね。横の広がりはhidに比べると弱いです。

ledカットライン

「照らさないように規制されてる場所までも照らしているので明るくなったと勘違いしているのです。

最新のledヘッドライトは純正ハロゲンとは比べ物にならない程明るくなっています。しかし、hidに比べるとまだまだ明るさや光の広がりは負けています。

あなたが今現在、hidを使用しているのでしたら、ied化は一旦待った方が良いでしょう。光が鋭くなっただけでhidに比べ暗くなってしまった!と言う事になりがちです。

また、安いledヘッドライトはカットオフラインどころか、変な方向に光を飛ばしています。これでは絶対に車検に通りません。

ヘッドライトhidとledは車検に通るか?

純正ハロゲンからhidやledにすると一番心配なのが『車検に通るのか?』ではないですか?

ずばり!それなりの価格帯の物は通ります。が、安物は配光が全くダメ!カットラインは出無いし、ライト調整範囲を超えている製品が多いです。
結論!!!安物に品質や耐久性を求めるのがナンセンス

検査で見られる箇所を詳しく説明しますと
車検ではヘッドライトの「明るさ」と「配光」が必ず確認されます。

hid・ledの明るさは?

ライトテスターで実測した結果から、明るさはhid・ledどちらも車検ではクリアします。

hid・ledの配光は?

基本的に左上がり、又は水平のヘッドライト配光のカットオフフラインになっていなければ車検はNGです。

安い製品の中には左右が上がっている物や真ん中だけが異常に高いものとかあります。

hidではあまり酷い物は少ないですが、ledは配光が酷い物が結構は頻度で見られます。なので、配光に関しては製品次第と言った所です。

メーカーが謳っている『車検対応』はあくまでも対応であって適合では無いので注意してください。また、カンデラの規制もあるので、それが車検対応と謳っている製品もあります。

ハロゲン・hid・ledのメリット・デメリット

ハロゲンからhidやledに交換する際の目安にメリット・デメリットを羅列して見ました。

ハロゲン球

【ハロゲンメリット】
・ ハロゲン特有の色・・・雪や霧では見やすい
・ 電球自体の価格は比較的安い
・ 瞬時に最大光量が出せる
・ 配光が綺麗に出る

【ハロゲンデメリット】
・ 寿命が短い(約800時間)
・ 暗い
・ 切れやすい

HID球

【HIDメリット】
・ ハロゲンより明るい
・ 寿命が長い(約2000時間)
・ 色を選べる(ケルビン数)・ ハロゲンからの交換種類が豊富

【HIDデメリット】
・ ハロゲンに比べhidバルブが高い
・ 最大光量まで時間がかかる
・ ケルビン数によっては雪、雨・霧では見にくい
・ 部品点数が増えるので部品の配置場所に悩む

LED化

【LEDメリット】
・ ハロゲンより明るい
・ 寿命が長い(約30000時間)
・ HIDに比較すると安い
・ 種類が多い
・ 交換自体は簡単

【LEDデメリット】
・ リフレクター形状に配光が左右される
・ ユニット一体型の交換は難しい
・ 製品によってはチップ抜けがある
・ 振動に

ま と め

ハロゲンにはハロゲンの良い部分があります。しかし、年新が古いクルマだと、ヘッドライトクリーニングをしただけでは明るくなら無いヘッドライトもあります。

私のクルマがそうですが・・・。一時ハイワットバルブに交換も考えました。でも、せっかくなのでhidに交換しその結果を記事にと思ったのでハロゲンと比較をしてみました。

感想としてはヘッドライトの目的は「前方を照らす」「他者から認識してもらう」他に「どこを照らすか?」が重要ではないか、と再認識をしました。

そしてハロゲンからhid、ledに交換した時は必ず光軸調整をしてください。配光が絶対に変わるので調整は必須です。

hid化しても光軸調整をしたので、対向車からパッシングされた事が未だにありません。(キッパリ!)