新型車の標準で付いているHIDは、明るくて夜道を走るには安心です。
それに対抗しようと社外品のHIDを付けている人が最近多くなっています。
しかし、HIDを選ぶとき「ケルビン数」で選ぶと車検が通らなくなる場合があるの
あなたは知っていましたか?
車検は、安全に公道を走るために国が決めたルールです。
その車検に後付けHIDが通らないのは「ケルビン数」が影響しているのです。
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HIDが明るいのは勘違い
まずはこの画像を
どちらが明るく感じますか?
クルマは『ワゴンR』で
・ 向かって左「右:ノーマルバルブ」
・ 向かって右「左:HID」です。
左側の方が白く明るく見えますよね。
でも、ライトテスターで厳密に測定すると・・・。
『左:HID・・・測定結果「25」』
『右:ハロゲン球・・・測定結果「106」』
なんと、4倍も違う結果に!(ピンボケですいません m(_ _)m
で、
左 → 25 と見えます。
右 → 106 になっていますよね。
この数字は車検で検査されるロービーム(すれ違い用前照灯)が
どれくらいの「明るさ」があるのかを表したものです。
車検の基準値は「6400カンデラ以上」であること。
つまり、社外品のHIDを付けている左ライトは完全に車検は通らない、ということです。
写真で数字が赤色になっているのは「NG」でっせ!と教えてくれているからです。
HIDだからといって、見た目に惑わされのが「ケルビン数」と呼ばれる基準です。
HIDのケルビンの本当の意味を知っていますか
HIDを選ぶとき、
・ 白い方が見易い
・ 明るい方が良いに決まっている
と思っていませんか?
現在売られているHIDの最高ケルビン数は「30000ケルビン」が売られています( ; ; )
雨の日の夜間走行は目の前が真っ暗でなんも見えませんよ、だんな!
夜間走行に必要なのは、「ルーメン」と呼ばれる単位です。
「ケルビン数とは」
ケルビン数とは、色温度のことを指します。
ちなみに、
・ 朝日や夕日・・・・2000 K
・ 太陽光線・・・・・5000〜6000 K
・ 澄んだ午後の青空・6500 K
「ルーメンとは」
ルーメンとは、HID本体光源からの光の量。
例えば、家庭用の電球「40W」と「100W」どちらが明るいですか?
そうですね、「100W」の方が明るいです。
これがルーメンの意味です。
・ 40W・・・・485 ルーメン
・ 100W・・・・1520ルーメン
つまり、見易さがルーメンだということです。
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HID選びの新基準「ルーメン」さま・・・
車検が通らないHIDは、青白い色が問題ではなく
基準を満たしていないからなのはお分かりいただいたと思います。
そこで、オススメのHIDは、ズバリ「4000ケルビン」です。
少しだけファッシナブルにしたいなら「5000ケルビン」です。
これ以上になると、雨の日の運転は絶対にしたくなくなります。
カーショップなどの店員さんも今だに、「ケルビンが大きい方が明るいぜ」
とか言っている人もいますが、他人の迷惑と車検、視認性(見やすさ)を求めると
ケルビン数が大きものはNGです。
そして、標準はハロゲン球のクルマの場合、HIDにするとフレア(光漏れ)が発生します。
もともとハロゲン球の発光に合わせてレンズカットを作っているので
100%防ぐことは無理です。
車検が通らない社外HIDは、光軸が取れない事もあることを一言そえて終わります。
ま と め
夜道を安全に安心して走りたいのは、あなただけではありません。
昼間のように明るくなるHIDが欲しくなるもの無理はありませんよ。
私のクルマは未だにハロゲンですが、HIDにするか迷ってはいます。
でも、フレアが気になるので今一歩踏む出せずにいます。
いっその事、代替えするか!など叫んでみますわ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
快適なカーラーフの参考になれば嬉しいです。
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