軽自動車維持費の中でも駐車場代と任意保険料は大きなウエイトを占めています。自動車保険を見直す事で約1万円程節約出来るかも?しれないのです。そこで今回は自動車保険見直しでどれ位節約可能なのか?その方法を詳しく解説しています。
軽自動車の任意保険料を決めている要素
任意保険(自動車保険)には大きく分けると3つ補償内容から成り立っています。
「相手への補償」
・ 対人・対物
「自分自身・同乗者の補償」
・ 搭乗者傷害・人身傷害・自損事故・無保険車傷害
「自分自身のクルマ」
・ 車両保険
自動車保険料を決めている7つの要素
自動車保険の価格を決めているのは補償内容の他に7つの要素があります。この要素によって割増・割引が決まってきます。
例えば、事故率が高いクルマで年齢が若い人、友達とシュアしていて通勤にも使用している
この場合年間保険料は結構な金額になります。
逆に、軽自動車で運転する人の年齢も高く、自分だけの運転でレジャーのみに使用している
この場合年間保険料はだいぶ抑えられます。
つまり、リスクが限りなく高くなると「保険料は高くなる」、逆にリスクが限りなく低くなると「保険料は安くなる」と言う事です。
その1:自動車の種類・種別
クルマによってクラス分けされている(普通車・軽自動車別に)
その2:ノンフリート等級
事故あり・なしで割増・割引が決まります。
その3:保険料率の改定
保険会社毎の保険料改定が発生します。
その4:年齢条件
年齢によって保険料割増・割引があります。
その5:運転者の範囲
主に誰が運転するのか
その6:クルマの使用目的
レジャーでたまに運転する人と仕事で使用する人の走行距離は全く違います。
その7:車両保険
車両保険はあなた自身のクルマの補償に掛ける保険です。
3つの補償内容と7つの要素、その他に特約を付けるか否かで最終的な保険料がきまります。
駐車場代は普通車でも軽自動車でも変わりませんが、自動車保険は何処で、どのような補償に入るかで実際に計算したところおおよそ1万円ほどの差が出ました。
なので、維持費を安くする為にも現在加入している自動車保険の見直しはしたほうが得策です。
維持費が安くなると言う事はその分貯金もできちゃうかも・・・。
保険会社を選ぶ時のポイントとは?
実際に保険会社を比較しようとした時令和3年3月1日現在、金融庁に届けられている損害保険会社は・・・。
・損害保険会社:32社
・共済:数社
な、な、なんと、この莫大な数の中からお得になる自動車保険を選ぶ事になるのです・・・。
これは大変な作業ですし、実際に全て比較する事なんて無理でしょう。
だからそんな手間暇掛けるのなら今までの保険会社で良いや〜、となってしまうのではないでしょうか。もしくは、保険代理店に一括して頼んでしまう。
現在加入している自動車保険を選んだ理由は?
・ トコトン安さ
・ 事故対応(事故を起こした事がない人はわからないですね)
・ 人柄
・ アフターサービス
・ 保険会社を変えるのが面倒
と言ったところでしょうか。
自動車保険ネット型と代理店のメリット・デメリット
自動車保険の契約方法は2種類「代理店型」と「ダイレクト型」に分かれます。どちらにもメリットとデメリットがあるので確認していきましょう。
【メリット】
・ 保険に詳しく無い人、面倒な人
・ 事故の時心強い
事故対応は代理店に一括してお任せ出来る。
【デメリット】
・ 保険料が割高
保険代理店の手数料が上乗せされている分保険料は高い
・ 代理店の人に連絡つかない時困る、不安
【メリット】
・ 保険料は割安
保険料に代理店手数料が含まれない分保険料は割安
ただし事故リスクが高い層は引き受け不可の保険会社もあります。
【デメリット】
・ 事故対応時が不安
事故後の対応はあなた自身が保険会社と直接やりとりを行う場合が多いです。
・ 補償内容についてすぐ回答が聞けない
疑問があった時、リアルタイムで返答が聞け無い。
補償内容については代理店型もダイレクト型もそれほど大きく変わりません。しかし、事故後の対応を「あなた自身」で行うのか、「代理店」が行うのか、そこを十分に考慮する必要があります。
軽自動車任意保険を実際に比較したら1万円差が出た
あなたが一番気になる部分でしょう。「代理店型」と「ダイレクト型」で実際にどれだけ年間保険料が変わるのか比較してみました。
ドライバーの基本情報(あくまで架空人物)
・ 年齢:55歳(昭和41年:1966年)
・ 保険満了日:令和3年6月10日
・ 保険期間:1年間
・ 13等級:事故なし
・ 事故有係数適用期間:0年
・ 配偶者;子供あり
・ 免許証色:ゴールド
『車両情報』
・ クルマ:ホンダN-box
・ 年式:平成28年10月:型式JF1
・ 年間走行距離:9000km未満
・ 使用目的:通勤
・ 年齢補償範囲:35歳以上
・ 本人・配偶者限定
・ 車両保険無し
『補償プラン』
・ 対人:無制限
・ 対物:無制限
・ 人身傷害:5000万円
搭乗中のみ
・ 無保険車傷害:2億円
・ 搭乗者傷害:なし
実際に比較したのは「代理店型」2社と「ダイレクト型」2社です。
ネット通販型自動車保険比較
『アクサダイレクト』
19,290円/年、1,760円/月
「他社と異なる点」
年齢条件:30際以上
無保険車傷害2億円
「各種サービス」
ロードサイドサービス
レッカーサービス
修理後車両輸送・引取り費用サービス
宿泊・帰宅・ペット宿泊費用サービス
その他のサービス
『楽天自動車保険』
25,090円/年
※クレジットカード払のみ
『ポイント加算あり』
※ポイント付与には一定の条件があります。ポイント付与に関するルールと規約はこちらを参照ください
「各種サービス」
ロードアシスタンス
臨時代替交通費用サービス
臨時宿泊費用サービス
臨時ペット宿泊費用サービス
代理店型自動車保険比較
「損保ジャパン」
30,310円/年、2,650円/月
「他社と異なる点」
無保険車傷害:無制限
「各種サービス」
ロードアシスタンス
「こくみん共済(全労済)マイカー共済」
27,100円/年、2,360円/月
「他社と異なる点」
無共済車傷害:無制限
「各種サービス」
ロードアシスタンス
自動車保険を節約するポイントは比較する事
軽自動車は、奥様だけが乗る為のセカンドカーや大きい車からの乗り換え、子供がまだ小さく1台持ちでも十分とかが考えられます。それなら条件を細かく決める事で維持費を抑える事が可能です。
例えば
1:運転者限定
申し込み人と配偶者だけに運転するのを限定
もしくは、本人限定にする事
2:年齢条件
子どもがまだ免許を取る年齢になっていない場合、年齢条件で限定を付ける
3:車両保険は付けない
ただし新車で購入した場合には「エコノミー」でも良いので加入しておいた良いでしょう。
万が一、貰い事故で全損になった時、残りの自動車ローンを完済させる事も出来るでしょう。
ここまで「代理店型」と「ダイレクト型」で保険料の比較をしてきましたが、各条件は一人一人異なります。そこで必要な事は一括で比較する事が重要です。今では自動車保険比較サイトも充実しているので、一括比較は簡単です。
比較するかしないかで保険料が1万円も違ってきたら・・・。
軽自動車の維持費を安く出来る唯一の方法
ま と め
軽自動車の維持費を抑えたいのなら自動車保険を『代理店型』→『ダイレクト型』にする事です。同じダイレクト型でもアフターサービスが違いますし、ポイント還元する保険会社もあります。
現在どの保険会社でも「レッカー移動」は付帯されていますが、今回比較していない保険会社を検討する時はレッカー移動が有るか、無いか確認して下さい。
レッカー移動が無い場合、事故や故障でレッカーを頼むとなると結構な金額を取られてしまいます。
やはり、維持費を抑える為には比較・検討する事が大切かと思います。
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