アジアンタイヤインプレッション

アジアンタイヤと国産タイヤの差はズバリ価格差です。アジアンタイヤは安く買えのが一番の魅力でしょう。しかし・・・「不安なんだよね!」タイヤは命を乗せている大事なパーツの1つです。国産タイヤは性能が良い分(本当か・・・)結構高いです。しかし、家庭の事情でタイヤにお金を掛けられない人も居ると思います。

でも、すり減ったタイヤやひび割れが酷いタイヤのまま家族を乗せて走るのはとても危険です。そんな危険を犯すのなら安いアジアンタイヤを選択の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

『アジアンタイヤ?なにそれ美味しいの?』と、聞きなれない人もまだ多く交換が心配で不安になる気持ちもわかります。そこで今話題の「アジアン・タイヤ」評判とおすすめを記事にしています。

初めて聞いたアジアンタイヤとは?不安を根こそぎ解消!

『アジアン・タイヤとは?』

たったハガキ1枚の面積でクルマを支えているのがタイヤです。国産タイヤメーカーで有名なのが
「ブリジストン」「YOKOHAMA」「ダンロップ」「トーヨー」あたりは安心ですね。

アジアンタイヤでも有名メーカーはあります。大手の「NANKANG」「ATRradial」「HIFLY」は聞いたことありますか?

私は実際に『MOMO』を履いています。その時のインプレッション記事はこちら

NANKANG(ナンカン)

1959年に操業を開始した「NANKANG(ナンカン)」は、台湾で最も歴史のあるタイヤメーカーです。

会社発展の初期には、横浜ゴム株式会社と技術提供契約を結び、製造・開発技術の向上に努めており、日本との関係は深い。

「グローバルブランド並みの品質」「ユーザーニーズに適合」「コストパフォーマンスが高い」と各方面で評価は高く、現在では、台湾国内に留まらず、日本・アメリカ・ヨーロッパなど世界180ヵ国に製品を提供しています。

日本国内でも雑誌などで特集を受けることも多く、今、最もおすすめできる輸入タイヤメーカーです。

ATRradial(エーティーアールラジアル)

世界のレースシーンで、その高いパフォーマンスを証明し続けるインドネシアのATRradial。
過去にイタリアのピレリ社との技術提携、ドイツのコンチネンタル社と協力関係を結ぶなど、それらの経験で得た高い技術力と良質な素材によって、優れた製品の製造を可能にしています。
「世界が認める品質と技術」
品質の高さが認められ、現在では100ヶ国以上に輸出。HONDA、SUZUKI、DAIHATSUといった有名自動車メーカー海外販売車両の純正装着タイヤに採用されています。

HIFLY(ハイフライ)

HIFLYは高次元な品質とコストパフォーマンスの両立を実現。
中国工場で生産し、北米、ヨーロッパをはじめ現在世界各国で販売されアメリカ合衆国運輸省の認定規格であるDOTをはじめ、欧州など各国の基準、規定に合格しています。

アジアンタイヤ驚きの価格

『価格比較例』

「195/60-16(セレナ純正サイズ)」

・ ブリジストン(Playz PX-RV 195/60R16 89H)ミニバン専用タイヤ

最安値:11,855円
店頭参考価格帯:¥12,390 ~ ¥15,000
18年5月価格.com調べ

・ NANKANG(AS-1:195/60R16 89H)コンフォート

1本当たり:4,890円(税込)
18年5月オートウェイ調べ

驚くことにブリジストンの約半分の価格です。私自身も余りの安さで驚きました(今から10年前なら大丈夫なのか?・・・)国内メーカーの生産拠点が海外、それもアジアが多くなっています。なぜなら人件費を抑え安く作る事ができるからです。また、安さの秘密は

海外メーカーからの直輸入とボリュームディスカウント。また、インターネットを利用した販売により、流通コストを徹底的に削減しているためです。
AUTOWAY公式HPより引用

ブリジストン製でも2年も経てばゴム製品のタイヤは硬くなり、ひび割れも発生します。それにブリジストンでも『SEIBERLING(セイバーリング)』と言う輸入タイヤを販売しています。

タイヤは命を乗せていると言われていますが、溝があれば誰だってまだまだ使ってしまいます。

例えばこれね

オーナー言わく:まだ溝があるのに交換?・・・

溝山はまだまだあるので使えそうですが、ひび割れは酷いです。このヒビがバーストを起こす原因の1つです。しかし、溝がまだまだあってもったいないの話じゃないので強制交換をしました(笑)
他には『中古でなんとかならないか?』と相談を受ける事もあります。

中古タイヤは止めておいた方が良い理由

中古のタイヤでもタイヤ山がまだ使えそうな物も中にはあります。
[ブリヂストンPlayzRV(2012年製)]

これはヤフオクに出ていた物ですが、良く見るとショルダー(両端の部分)がザラザラしています。それに全体的に硬くなっているように見えます。そして一番最悪なのが製造年が2012年製になって居る点です。

確かに溝はまだ使えるほど残っていますが、タイヤはゴム製品です。古くなった輪ゴムが簡単に切れてしまうのと同じで古いタイヤは硬くなりグリップ性能が期待できません。
それに硬くなったタイヤは雨の日には必ずと言って言う程『滑ります!』(キッパリ!)
タイヤのグリップ力はタイヤ表面が柔らかい程ストップパワーは強力です。が、経済性を考えると柔らかいだけじゃダメですけど・・・。

つまり、製造年が古い中古を買うなら新品(最新製造年)のアジアンタイヤの方が断然安心だと言うことです。

国産とアジアンタイヤの比較

『ブリジストン』
「ミニバン専用」 疲れにくい、という安全性能

『NANKANGサイトECO-2 +(Plus)』
セレナアジアンタイヤレビュー

ECO-2 +[Plus](エコ・ツー プラス)は、ドライグリップ性能とウェット性能を重視したエコタイヤです。4本の縦溝により排水性を高め、ハイドロプレーニング現象を抑えます。センターブロックの強化により、高いコーナリング性能を発揮します。また、ECO-2と比較し、コンパウンドを改良することでより燃費性能が向上しています。
NANKANGサイトECO-2 +(Plus)

国産大手メーカーブリジストンと比較してもそれほど悪くない性能を持っています。ブリジストンなら2012年製造でも溝がたっぷり残りますが、そのタイヤが安心して使えるかどうかは疑問ですが・・・

アジアンタイヤを選択する時の5つのポイント

その1:静粛性を優先する
その2:省燃費性能を優先する
その3:乗り心地を優先する
その4:耐摩耗性(ロングライフ)を優先する
その5:価格を優先する

この中のどこにポイントを置くかが大切です。逆にこの全てを満たしているのが国産タイヤかもしれません。しかし、この全ての性能を持ったタイヤを販売するとなると価格設定は幾らになるのか想像は尽きません。
例えば
『ロングライフを考えた時ゴム質は硬くした方が減りにくいですが、ウエット性能が期待できません』
『乗り心地を良くするのなら、転がり抵抗はある程度犠牲にしないといけないので、省燃費性能は犠牲になります』

技術的には作る事は可能なのかも知れませんが一体販売価格は幾らになるのか見当も尽きません。

アジアンタイヤ特集記事
アジアンタイヤをホンダNシリーズにインチアップする時のベストなサイズは?

輸入タイヤは国産に比べ大丈夫なのか?価格を比較し評判を見てから購入した方が断然安心感が違う

ま と め

タイヤに求める性能は人の数だけあります。
1:ブランド力の安心感なのか、
2:お手軽価格なのか、
3:静粛性と乗り心地のバランスなのか
4:転がり抵抗を減らした省燃費重視なのか、
5:ドライグリップの走行性能重視なのか、
6:雨の日の安心感なのか、
この全てを求めることはいくら優秀な国産タイヤでも無理です。

だからこそタイヤに求めるものに順番をつけることが大切なのです。これを考えないでアジアンタイヤを購入してしまうと、『こんなはずじゃなかっか・・・』と後悔してしまいますよ。

アジアンタイヤに求める基本性能の復習
・ 「安全性能」
・ 「燃費性能」
・ 「快適性」
・ 「価格」
に絞られると思います。
この記事がアジアンタイヤの不安解消に繋がる事ができれば嬉しいです。