自賠責保険が値下げ!自家用乗用車で7.2%分車検費用安くなる?

車検に必ず加入させられる「自賠責保険料」が安くなる。

自賠責保険が値下がりすることで、車検費用も10%下がるのか?

検証してみようじゃないか!

自賠責保険が下がったら、車検費用も一斉に値下がりするのか?


<スポンサードリンク>




車検の時に強制加入させられる自賠責保険とは

お台場

車検費用が高くてもクルマが無いと不便だから仕方なく車検を受ける。

そもそも自賠責保険を強制的に加入させられる『自賠責保険とは』

簡単に説明しますね。

 
自賠責保険(共済)は、交通事故による被害者を救済するため、

加害者が負うべき経済的な負担を補てんすることにより、

基本的な対人賠償を確保することを目的としており、

原動機付自転車(原付)を含む

すべての自動車に加入が義務付けられています。

国土交通省「自動車総合案内情報

交通事故の被害にあった人を救済することが目的なので

クルマや壁、ガードレールなどの物を直すことはできません。

つまり、ケガ・後遺障害、死亡した場合、

自賠責保険が保険金を払ってくれる仕組みなのです。

今回9年ぶりに値下げされる要因は、

・ クルマの安全機能の普及で交通事故が減った

・ 保険収支が大幅に黒字になっている

このような理由から新保険料(2年契約、沖縄県と離島を除く)は、

・ 自家用乗用車が現行より2010円(7.2%)減・・・2万5830円

・ 軽自動車が現行より1300円(4.9%)減・・・・・2万5070円

・ 250cc超のバイクが現行より2120円(15.5%)減・・・1万1520円

しかし・・・。

・ 原動機付き自転車は現行より80円(0.8%)アップ・・・9950円

※ 自動車損害賠償保障法によって加入が義務づけられています。

もし、未加入で公道を走行した場合、法律によって罰せられます。

・ 1年以下の懲役または50万円以下の罰金

・ 免許停止処分(違反点数6点)

あくまでも被害者救済が目的なので、強制的に加入させられる、ということです。

自賠責保険と任意保険の違い

自賠責保険に加入していれば、それで安心です!

ちょっと待ってください・・・。

『自賠責保険の補償内容』

・『傷害による損害』・・・・・最高120万円

・『後遺障害による損害』

・・介護が必要な場合

・・・・常時介護のとき:最高4,000万円

・・・・随時介護のとき:最高3,000万円

・・後遺障害の程度により

・・・・第1級:最高3,000万円~第14級:最高75万円

・『死亡による損害』・・・・・最高3,000万円

補償内容を見て見ると、死亡の場合で最高3,000万円です。

この金額を超えた場合、任意保険に入っていなかったら全て自腹です。

『交通事故民事裁判例に見る人身総損害(死亡・後遺症)高額ランキング』

ランキング

この表を見ると、最高額はなんと!「5億843万円」です。

とても自賠責保険では間に合いませんね。

そこで自賠責保険の上乗せ保険が任意保険と呼ばれている保険です。

そして、自賠責保険はあくまで対人が対象になるで、物(対物)は該当しません。

だからこそ、任意保険にも加入することが大切なのです。

過去の記事で「任意保険とは」を詳しく書いています。


<スポンサードリンク>




2017年4月以降の自賠責保険料表・車検費用は安くなるのか?

前置きが長くなりましたが、ここからが本文です。

自賠責保険が2010円(普通車)値下がりするから、

車検費用もこの分だけでも値下がりするのか?

ズバリ!値下がりすることはないでしょう。

自賠責保険が下がっても車検費用総額は変わりないです。

実質、車検費用は値上げされている、と思った方がいいでしょう。

値下げされた分だけ。

なぜなら、自賠責保険料が値下げされたことを知っている人は

それほど多くないからです。(興味の問題)

クルマ屋にしたら、今までと同じ金額にしておけば

当たり障りはない、と考えるはずなので、今までと同じ料金で提示するはずです。

しかし、みんながみんな意地悪な人だけじゃなく、

ちゃんと自賠責保険料が下がった分だけ、値下げしているクルマ屋もいます。

そこをちゃんと比較(相見積もり)することが17年4月以降に

安く車検を受ける極意です。

自賠責保険料

金融庁「追加配付資料」

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー

TOP