11月9日全世界の人々が見守るなか、アメリカ大統領選が決着つく。
共和党のドナルド・トランプ氏が新アメリカ大統領に。
トランプ氏が大統領になることで日本のクルマ産業に及ぶ影響があるのか?
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未だに「アメ車」といえば、でかい・ガソリン垂れ流し、と言う
悪いイメージを持っている人が多いでしょう。
街中を見渡してみても、アメ車を見かけるのは本当に稀です。
このような状況ですから、大統領になったトランプ氏が
「彼ら(日本)は100万台以上の日本車を送ってくる。我々(アメリカ)はどうだ?
最後に東京でシボレー(GM車)を見たのはいつだ?
彼らはいつもアメリカを打ち負かしてきた」
このような発言をしたとしても不思議でなありません。
トランプ氏が日本車の輸入関税を上げる?
日本国内で販売された「外国メーカーの新車台数」が
『輸入車新車登録台数速報 – 統計情報 | JAIA 日本自動車輸入組合』で発表されています。
それを見るだけでも、アメ車のシュアはフォード社が最高でも0.9%しかないのです。
この数字を見たら、なんとしても日本にアメ車を輸入させることを考えるでしょう。
それには一番有効なのが、アメリカに輸入するときの関税を大幅に上げること
すると、アメリカ国内に日本車が走らなくなる、と言う目論見です。
しかし、この政策は行わないでしょう。
なぜなら、多少の輸出はあるものの、アメリカ国内で販売される
「日本車」は、アメリカで生産され、雇用も生まれているからです。
つまり、日本車の輸入規制はあり得ないのだと思うのです。
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トランプ氏がどうあがいてもアメ車には魅力がない?
燃費が悪い、狭い道をあのでかい図体はいらない。
日本では、「エコブーム」で燃費が良い、それでいて高品質のクルマがモテモテです。
プリウスやアクア、フィットやアイドリングストップする軽自動車が人気です。
しかし、GM、フォード、クライスラーの米ビッグ3に至っては、
小型車を開発する時期が遅かったため、一気に業績を悪化させてしまった。
いくらガソリンが安くなったと言っても、一度燃費が良いクルマに乗ってしまえば
生活コストを抑えることができ、それで浮いたお金は他に回せることを知ってしまったのです。
なので、ここに来て「アメ車」に乗りたいとは思わないはずです。
逆に「ベンツ」や「アウディ」「VW」といったヨーロッパ車は「エコ」にいち早く取り組み
アイドリングストップや衝突安全システムを完成させました。
ここが大きな違いではないでしょうか。
つまり、自分たちが作りたいクルマを作っていた「ビック3」
ユーザー視線で「安全・快適・エコ」を目標にしてきたヨーロッパ社との違いが
シュアになって現れているだけ、と言うことです。
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