高齢者ドライバーが痴呆症で交通事故を起こした時、自動車保険で支払ってくれるのか?

高齢者ドライバーが加害者になる交通事故が多くなっています。

東京都立川市の病院では、乗用車が歩道に乗り上げ、2人を死亡させてしまった。また、栃木県下野市の病院でも乗用車がバス停にいた3人を死傷させてしまったり子供を巻き込む高齢者ドライバーの事故はとても悲しいことです。

いずれも、高齢者ドライバーの運転ミスや認知症状態だったことが原因と言われています。もし、高齢者ドライバーが事故の相手になった時、ケガやクルマの保証はできるのか?自動車保険はちゃんと機能してくれるのか?ズバリ!その心配にお答えしましょう。


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街中のクルマには10台中2台が65歳以上の高齢ドライバー

街中を走っていると、結構な割合で“枯葉マーク”“高齢者マーク”“もみじマーク”を貼り付けた高齢ドライバーに出くわすことがあります。

高齢者ドライバー

平日の日中になると、わんさかいることも稀ではありません。特に「病院」「スーパー」の周りには多く出没します。夜間に高齢ドライバーが走っているのを見ると、怖くて近づきたくありません。なぜなら、「フラフラ運転」「ブレーキを必要以上に踏む」のです。

街中にこれほど多くの高齢者ドライバーを目にするのには訳があったのです。

2014年の統計ですが、全国平均で65歳以上の高齢ドライバーの割合がなんと!『20%』になっていたのです。

実に、10台中2台が高齢者ドライバー!

高齢者ドライバー割合

画像がこちらからお借りしました

例えば、軽自動車を頻繁に見るようになったのも保有比率が38.7%になっているからです。

軽自動車割合

つまり、割合から考えても今後ますます、高齢者ドライバーが増えていくということです。

最近の統計では

2021年時点では65才以上の運転免許保有者は全体の23.5%となっていてます。ちなみに高齢ドライバーの定義は65才以上の運転者(免許書保持者)となります。

高齢者ドライバーが起こした事故でケガの保証はしてくれるのか?

これだけ街中に「高齢者ドライバー」が増えていると、心配になるのは

『交通事故が起きた時、ちゃんと保証してくれるのか?』

前提には、「自動車保険」に加入していること。

自賠責保険は、車検時に強制的に加入が義務つけられているので

無車検でなければ、必ず自賠責保険には加入しています。

そして、自賠責保険・任意保険(自動車保険)の趣旨は

「被害者救済」ですので、ケガや後遺症が残っても保険金は出ます。

しかし、運転者本人(高齢ドライバー)のケガや後遺症、死亡保険金は

約款にある通り、

当会社は、被保険者の脳疾患、疾病または心神喪失に

よって生じた損害に対しては、保険金を支払いません。

あくまでも、被害者を守ることが前提になっているので、

運転者の救済はしないことになっています。

※ 詳しい内容は、各保険会社に問い合わせてください


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今後ますます爆増する高齢者ドライバーに対応するには

高齢化が進むことはこれからの日本、分かりきったことです。

まず、事故に合わないことよりも防衛策を考えたほうが良さそうです。

老害と言う言葉がある通り、高齢者は自分の非を認めようとしません。

それに対抗するには、『ドラレコ』が有効です。

それも、前後につけることをお勧めします。

なぜなら、わき見や操作ミスで「おかま」を掘られることが考えられるからです。

※「おかま」を掘られる=追突させる、の俗語

当然フロント側に「ドラレコ」は必須です。

盲点なのが、後ろからです。

証拠を見せてやると素直に認めますよ!

ドラレコも安いものだと3,000円台から売られています。

性能や機能については価格コムなどで調べれば、あなたが望むものが買えると思います。

ちなみに売れ筋価格帯は14,001〜22,000円になっています。

(画像は価格コムから引用)

ドラレコ価格帯

そして、あなたは必ず任意保険(自動車保険)に加入することです。

自動車保険には、自動で『無保険車傷害特約』がついています。

無保険車とは、下記のような条件に当てはまるクルマ

・ 相手に対人賠償保険は付いているが、運転年齢条件に違反している

・ 相手に対人賠償保険が付いているが、対人賠償保険の保険金額が損害賠償より低い

・ 対人賠償保険に加入していない

・ ひき逃げ・当て逃げなどにより、事故の加害者を特定できない

あなた自身や家族を守るには、自己防衛策を取ることが重要です。

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