自動車整備士不足で整備不良のクルマが増える!対策しなければクルマ社会に異変が必ず訪れる

佐川急便が配達中の荷物を地面にたたきつけている動画がニュースになりました。

また、ドミノピザでは生産能力以上の注文が入り、長時間長蛇の列でクレーム。

あまり話題にはなっていませんが、

わたしがいる自動車整備業界もメカニック不足が騒がれています。

特に町工場と呼ばれるところは高齢化が進んでいます。

佐川急便・ドミノピザ、そして整備業界、どこも人不足を抱えているのです。


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自動車整備はクルマの安全を担っている、はず?

街中を見ると、古いクルマが結構な台数走っていますよね。

古いと言っても、5年〜10年落ちのクルマが多いように感じます。

クルマも5年目くらいになると、機械的に不具合が出てきます。

例えば、

・ ブレーキ関係

・ エンジントラブル

・ ミッショントラブル

これらを整備するのは、メカニックの仕事です。

しかし、整備する人が現状で不足しているのです。

『原因』

クルマやバイクいじりが好きで入社しても、

・ 給料が安い

・ やりがいがない

誰だって辞めたくなりますよ。

よく言われるのは整備士の仕事は3Kだと。

これは入社する前からわかりきっていることなので、

「きつい」「汚い」「危険」なのは承知なのです。

今いる整備士も歳をとっていきます。

また、後継者不足になるため、廃業する整備工場が今後増えていくことでしょう。

整備士高齢化

2018年現在でクルマの保有台数は80,900,730台です。

(乗用車・貨物車・乗合車・特種(殊)車・二輪車)

整備士が減ることは=不良整備のクルマが増える

ことにつながっていくことでしょう。

整備不良が増えることで「ブレーキトラブル」や「エンジントラブル」が

増えてしまうことが予想できるのです。


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車検は安いほうが良いに決まっている

『フェラーリ J50』日本進出50周年記念車限定10台

フェラーリJ50

かっこいいよね〜!

(画像はフェラーリ公式HPより)

フェラーリJ50のようにたった10台しか生産されなう限定製品なら、

安い・高いの問題ではないですね。

しかし、車検や整備はライバルが多すぎることで安く叩かれる業種です。

佐川急便やドミノピザに似たことが実際に起きているのです。

決算期と呼ばれる9月3月はクルマ業界が最も忙しくなる時期です。

特に3月の忙しさは、過労・時間外労働は当たり前!

これを解決できるのは、整備士不足を解消する以外に方法がないのです。

つまり、佐川急便(運送業)ドミノピザ(アルバイトにたよる)も人出不足だったということです。

クルマ=パソコン

昔のクルマを修理するためには経験が必要でした。

それが直感とよばれる「アナログ」的な部分です。

プリウスやノートe-POWERのように電気モーターアシスト仕様や

エンジンコントロール部にコンピューターを使っている現在のクルマは

パソコンが使えなければ故障診断ができなくなっています。

つまり、パソコンが使えないと直すことができない、ということです。

整備業界も高齢化が進むことで、パソコン音痴が増えていくと予想されます。

現代社会と同じ構図ですね。

若い世代は生まれた時からパソコンがあり、抵抗がない。

50代、60代からパソコンを覚えるのは難しい。

で、何が言いたいかと、ここからが本文です(前置きが長い!)

整備する人は高齢者でも良いので、クルマのパソコンを見れるひと

正式名称は

・ 『自動車故障診断機』

・ 『スキャン・ツール』

・ 『コードスキャナー テスター』

・ 『コードリーダー』

を使いこなすだけの人を求人したらいいのです。

故障診断の仕事ななければ、納品書作成やブログ・Facebook記事更新など

やることはいくらでもあります。

これなら「汚い」「きつい」「危険」な現場にいる必要性もないので

クルマに興味がない人でも求人に応募してくれると思いませんか?

国土交通省hpより

 
自動車は私たちの生活に深く関係しており、

自動車を安全かつ快適に、また、

環境にやさしく使用するためには、

自動車整備は必要不可欠であり、

その仕事に携わる自動車整備要員の社会的役割は

益々重要になっています。