軽自動車でもタイヤは一定期間で交換が必要です。減ったタイヤは燃費が悪くなるばかりか、雨の路面ではスリップしてとても危険です。
また、最近流行りのN−Boxに代表されるハイトールワゴンは重心が高いのでタイヤの減りは早くなります。
では、どの時点でタイヤを交換したらいいのか?交換時期を見極めるサインとは・・・。
現役メカニックが見た!こんなタイヤは今すぐ交換だ。
軽自動車のタイヤ交換目安
タイヤは命を乗せている!
あなたは知っていましたか?タイヤが道路に接地している面積は、なんと「はがき1枚」だと事を・・・
『はがきの大きさ』
これは軽自動車に限ったことではなく、フェラーリやアルファード・ヴィッツでも同じなのです。
たったはがき1枚の大きさで「止まる」「曲がる」「走る」そして車重を「支える」事が要求されるタイヤは普段は全く気にされない存在ですが実は酷使されているのです。だからこそ日ごろから「タイヤ」に気配り=メンテナンスは必要なのです。
では、何を基準に交換すればいいのか?詳しく見ていく事にしましょう
軽自動車のタイヤの交換時期確認方法
タイヤのチェック方法は「外観」と「空気圧」の確認です。
タイヤの指定空気圧とは?
タイヤは「空気圧が命だ!」と言われるほど、空気圧に依存しています。いくら高性能のタイヤでも適正空気圧が入っていなければ性能を最大限発揮することはできません。まずは、空気が減る原因を見て行きましょう!
『タイヤ空気圧が減る原因』
1:新品タイヤの馴染み
新品タイヤに初めて空気を入れるとベルトなどの部材が伸びます。その結果タイヤは一回り大きくなる(大げさですが)のでその分空気が減ります。
その減った分は補充が必要になります。おおよそ新品タイヤに交換してから約1ヶ月間で10~20kPa空気圧が減少するといわれています。
2:亀裂などで空気が漏れる
亀裂などがなくても物理的に1ヶ月間で10~20kPaが自然に抜けるといわれています。
例えば、今日もらってきた風船が日に日にしぼんでいき最後はすっかり無くなる光景を目にした事あなたにも経験があると思います。
タイヤもゴム製品で風船と同じで頻繁にエアを補充しなくてはいけない場合、エア漏れを起こしている可能性があります。
「空気を補充するポイント」
タイヤの空気圧は車種ごとに決まっています。
メーカーが決めた指定空気圧は運転席ドア内側にすぐ解るようになっています。
『HONDA N-WGNの場合』
ただし・・・。
メーカー指定空気圧はあくまで、純正タイヤサイズの場合です。
「HONDA N-WGN」の場合、
タイヤサイズは155/65R14・・75Sです。このサイズ以外の適正空気圧は一覧表があるのでそれで確認します。
例えば「165/55R15・・75V」にインチアップした場合
『適正空気圧:230〜240kPa』なら安心です。
この根拠は「N-WGN タイプG 4WD」の車両重量が880kg。
4人乗車した場合、車両重量が約1100kg(1人当り:55kg)なので1本にかかる荷重は275kg
なので荷重指数は275kg以上になれば良いのでメーカー指定空気圧でOKという事に。
適正空気圧を知りたい場合「空気圧別荷重能力対応表:pdf」で確認できます。
『外観』
タイヤを“じーっと”見ると「△」があるのは解ると思います。
「残量1.6ミリ以下は法律違反で走行禁止」
滑り止めの溝は1.6mm
(二輪自動車及び側車付二輪自動車に備えるものにあっては、0.8mm)以上の深さを有すること。引用元: 道路運送車両の保安基準
そしてタイヤは転がる、止まる、たびに減ります。
また、溝が少なくなると排水性が低下し制動距離が延びます。その境になるのは概ね新品の70%減ると性能は低下しはじめます。
新品夏タイヤの溝深さは約8mmでその70%ですから、残溝約2.4mmになったら交換すべきでしょう。
スタッドレスタイヤにもスリップサインはあるのか?
スタッドレスタイヤにもスリップサインはずばり!あります。安全走行の為、雪道や凍結道路ではスタッドレスタイヤは必要です。
「スタッドレスタイヤ」を履いてるから絶対滑らないと確信できませんよ。なぜなら、溝深さが新品時50%以下になると冬タイヤとして使用することは出来ないからです。
(画像引用:横浜タイヤサイト)
すり減ったスタッドレスタイヤが冬道で使えるかどうかが、各都道府県で使用を禁止する条例も出ています。
「都道府県別のチェーンとタイヤの規則に関する道路交通法施行細則・道路交通規則」
ただし、夏タイヤとして使用する事は可能ですが、その場合には「スリップサイン」が使用限界値です。
スタッドレスタイヤ新品時の溝深さは約9〜11mm程なので、4.5〜5.5mmになれば交換が必要になります。
タイヤの使用年数
夏タイヤやスタッドレスタイヤはゴム製品なので経年劣化し硬くなりひび割れを起こします。使用方法や保管状況によって使用期間は変わってきますが・・・。
特にタイヤの横に『クラック』が入っている物は状況によっては早急に交換が必要です。
例えばこんな状態↓
これはかなり危険な状態、このままで高速走行は命取りになるかも・・・。
全体的にひび割れが多く赤丸に見られるヒビ割れから少しづつエア漏れを起こし最悪の場合バーストしてしまいます
即交換しましょう。家族の為、彼女の為に、そしてあなた自身の為に!
使用した年数を知りたいのであれば、製造年月日を知れば何年間使用しているか、がわかります。
その方法とは・・・。
タイヤの側面にはホイールに近い位置に製造番号が刻印されています。
但し、タイヤの片側にのみ表示のため、車両に装着した状態では確認できない場合もあります。製造番号のうち、ゴムの中にへこんだ文字で下4桁(例2412)の数字が製造年週を示しています。
最初の数字24は週(24週目【6月】)を、最後の数字12は年(2012年)を示します。1999年以前に製造されたタイヤについては、下3桁(例109)の数字が製造年週を示しています。
最初の数字10は週(10週目【3月】)を、最後の数字9は年(1999年)を示します引用元: BS長期経過タイヤの点検・交換
軽自動車のタイヤ交換はネットで購入がおすすめ
タイヤはどこで買っても同じ、それは一昔前の話です。
例えば、
【ホンダN-BOX純正サイズ:155/65R14 75S】
ブリヂストン(BRIDGESTONE) 低燃費タイヤ
NEXTRY 「155/65R14 75S」
最安値:2,400円(税込)/1本、4本でも9,600円(税込)、それも安心ブランド『ブリジストン製」でですよ、驚きです
自宅にいながら、移動中のスマホから24時間365日休みなくそして簡単に購入出来るのは「ネット通販」だからです。
(注意:タイヤ組み替えするお店が休みの場合があります)
でもね・・、安く購入しても自宅にでかいタイヤが届くのはカンベン・・・。
安心して下さい。『TIREHOOD』なら、交換店舗を選び予約するだけ、です。
とても簡単でしょう。そして明瞭会計でまたまた安心です。
今回はブリヂストン(BRIDGESTONE) NEXTRY 「155/65R14 75S」をチョイスしたと仮定し
トータル価格はこれだけ!
「廃タイヤ処分代」も入っての価格です。安心ですね
新品タイヤを安く購入・手ぶらで交換がお洒落
ネット通販『TIREHOOD』での購入方法がとっても簡単ですよ。
STEP1:かんたんサマータイヤ検索
タイヤサイズが分からない時は「メーカー」から選択し、あなたが乗っている軽自動車をチョイスして下さい。
STEP2:あなたがお住まいにある店舗をチョイス
全国にある「TIREHOOD交換店舗」加盟店の中からお店をオンラインで予約。
画像は東京周辺の店舗です。赤丸で囲ってあるのが、提携店舗です。(ガソリンスタンドが多いかな)
赤い矢は「オートバックス店舗」になります。
STEP3:予約当日に交換店舗へGO!
購入したタイヤは予約した店舗に既に配達されているので、予約当日は手ぶらでお店にいくだけです。(クルマには乗っていってね)
ま と め
軽自動車のメンテナンスで大切なのは、あまり乗っていなくてもお金を掛ける部分はある、という事です。
例えば、エンジンオイルやタイヤ等はそうです。特にタイヤはゴム製品なので、紫外線を浴びる事で固くなり劣化しひび割れを起こします。どこで、パンクするか、バーストするかわかりません。
なので、ひび割れが目立って来ていると感じたのでしたら、即交換です。
それに日頃のメンテナンスを疎かにしちゃうと多額の出費になる場合もありますよ。