輸入タイヤは国産に比べ大丈夫なのか?価格を比較し評判を見てから購入した方が断然安心感が違う

輸入タイヤは安いけど大丈夫?と不安に思っている人がまだまだ大勢います。クルマを安全に安心して運転する上でタイヤの重要性は今も昔も変わりはありません。

しかし、磨り減ったタイヤのままでクルマを運転する事の方がとても危険です。輸入タイヤなら安いからと購入を考えている人の不安をなくすために性能や評判を検証してみたよ。

題して「アジアンタイヤ(輸入タイヤ)は本当に安全なのか?」

輸入タイヤは本当に大丈夫なのか?

輸入タイヤを購入する際一番不安なのが『輸入タイヤって大丈夫なの?』ですよね。

私自身の輸入タイヤ体験は「コンチネンタル」「ミュラン」「ピレリ」「ハンコック」「モモmomo」です。

世界的にも有名なメーカーですので、高速道路でいきなりバーストなどの経験はしたことがありません。それに一番の魅力は「安い!」国産メーカー品の約3分の2程の価格で買える物もあります。

国産タイヤと輸入タイヤ価格比較

国産タイヤ代表:ブリジストン「エコピア:195-65-15」

見積もりを出してもらったら4本作業工賃込みで驚きの 82,080円なり

輸入タイヤ代表:MOMO「OUTRUN M-2:195-65-15」

通販サイト→タイヤ通販 AUTOWAY
タイヤ通販 AUTOWAY
でタイヤだけの価格が18,160円で作業料金はBSと同じ設定で7,776円。合計で¥25,936円

なんとブリジストンの3分の1の値段になったのです。ちなにみエコピア1本の価格が18,576円です。私自身でタイヤの組み替えしてしまうので、作業料はかからないのですがそれでもBS1本買う価格で4本買えてしまうのには驚きです。

実際『momo』を購入しインプレション記事も書いています。 こちらも参考にして下さい。↓
momo(モモ)タイヤを実際に購入し性能を評価をしてみたところ驚きの結末に

これが輸入タイヤの実態だ!

BSタイヤを1本買う金額で4本購入できる激安さが逆に『怪しい』と思われているのが輸入タイヤの泣き所です。人は安いのは良いと感じていますが、『激安品=粗悪品』と思ってしまう傾向があります。

アジアンタイヤ(輸入タイヤ)が安い理由


安い理由:人件費

製造コストで一番ウエイトを占めているのはやはり人件費です。タイヤに限らず、いろいろな企業が海外に生産拠点を移しています。
年収を比較すると・・・

日本の平均年収=420万円
・ 中国=250万円
・ 韓国=140万円
・ タイ=140万円
(注:2017年度、臨時職員や日雇い労働者の収入を元にしています)
つまり、人件費を圧縮する事で低価格を実現できる。


安い理由:ネット通販

実店舗と比較するとネット通販は場所代や通信光熱費は節約する事ができます。また、実店舗の場合お店が多くなるほど人件費が多くなります。
つまり、ネット通販は固定費を圧縮する事ができる。


安い理由:大量仕入れ

輸入タイヤに限った事ではありませんが、1本のタイヤを輸入するよりまとめて輸入すれば1 本当たりの単価が抑えられます。それに加え直接メーカーから仕入れをすれば、中間マージンが節約できます。
つまり、直接仕入れ、直接販売だから。


輸入タイヤコスパを考えてみた

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)は減りが早い、とか書き込みを見た人も多いと思います。実際コスパが良いのか?は気になる部分でしょう。

一般的に言われているのが
・ 1mm摩耗5000km(目安)
・ 新品タイヤの溝は約8mm
・ スリップサイン1.6mm
ここから計算して見ると大まかに
8-1.6=6.4mm×5000km=32000km(目安)で交換が必要になります。

コスパを比較

例えば年間1万キロ走ると過程すると・・・。
ブリジストンの場合:3万キロ3年で交換
82,080÷3=27,360円/年

MOMOの場合:3万キロ3年で交換
25,936÷3=8,645円/年

コスパを考えた時、断然輸入タイヤがお得です。それにいくら国産メーカー品だからと言っても劣化したタイヤは雨の日の走行はとても危険です。

なので、アジアンタイヤ(輸入タイヤ)を車検ごとに新品にする事でどのような気象条件下でも安心してドライブする事ができます。そう考えるとアジアンタイヤ(輸入タイヤ)をチョイスする選択もあり、なのですよ。

タイヤに求めるのは性能です

安い訳は分かった!でも一番タイヤに求められるのは『性能』です。ハンドル切ったのに曲がらない、雨の日はよく滑るではタイヤとしてはダメダメです。
しっかり路面に食いつき、静かで、スリップしないがタイヤの理想です。そして、時代はエコ。

エコタイヤに一言申す

エコなクルマが増え、エコタイヤが標準装備になっています。しかし、メカニック目線から言わせて貰うと、『どんだけ空気圧高くすればいいのだ!』

軽自動車なのにメーカー指定空気圧が「2.9kPa(キロパスカル)」などと言うものも存在します。空気圧を高くすればする程、当然接地面積は少なくなります。その結果摩擦抵抗が減り燃費もよくなります。しかし、グリップ力は低下するし乗り心地もゴツゴツしてしまいます。

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の弱点

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)を安いだけで決めてしまうのは待った!日本の道路事情を一番知っているのは国産メーカーです。ここは輸入タイヤはどうしたってかないません。あえて輸入タイヤの弱点は?を考えてみました。

「製造しているお国柄の違い」
国によってその気候に適したタイヤが求められます。当然ながら「減りやすい」「滑りやすい」と言ったデメリットが出てくるでしょう。

「静粛性を求めていない」
舗装された道路が少ない国では、静粛性よりもパンクしにくいタイヤが求められます。
輸入タイヤによっては、履き潰した国産タイヤよりロードノイズが高くなるのもあります。

「原材料費を抑えてる」
人件費の次にコストがかかるのは原材料費です。なので、ゴムの量やワイヤーの量を少なくしています。
たい焼きのアンが少ない感じですね。

輸入タイヤメーカーでも国産タイヤメーカーと技術提携を行っているメーカーも出てきています。当然日本向け製品にはフィードバックされている事と考えています。

以前(僕の知る範囲)の輸入タイヤはそれこそ「安かろう・悪かろう・不安だろう」でしたが、最近の輸入タイヤは製品力が驚くほど上がっています。ちなみに「ブリジストン」でも輸入タイヤは製造・販売しています。当然別銘柄としてですけど・・・。

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)おすすめメーカー

その昔、輸入タイヤといえば「絶対に履きたくないタイヤ」でしたが、それは遠い昔の話になりました。なぜ、言い切れるのか?って!私自身は自ら、momoタイヤを履いているから自信を持って断言できるのです。

当然、輸入タイヤメーカーの中には「これはダメだろう」と言う会社もあります。そこで、おすすめ輸入タイヤを選んでみたよ。

ATR RADIAL(エーティーアールラジアル)本社:インドネシア

ATR通販サイトAUTOWAY

全日本プロドリフト選手権(D1グランプリ)やフォーミュラドリフトのスポンサーを務めるほどモータースポーツに力を注いでいるメーカーです。

今までに様々なタイヤを履いてきたが、正直なところコストパフォーマンスはとても高く、高速走行でも特に気になるところはありません。
強いて言えばウェット性能に若干不安があるように思います。

NANKANG(ナンカン)本社:台湾

NANKANG通販サイトAUTOWAY
NANKANG通販サイトAUTOWAY

スポーツタイヤからスタッドレスタイヤに至るまで様々なタイヤを製造している。

低価格・コストパフォーマンスの高さに加え、18インチ以上のサイズも多くラインナップされている。輸入タイヤメーカーの中では評判がいい

ナンカンタイヤAS-1 2度目の購入です!日産キューブ(BZ11)に履かせてます。
この安さで、走り方にもよりますけど2年近くは長持ちします。ドライ、ウェット路面でも問題ないです。

外国産だからと言って偏見もってる人も多いですが、国産タイヤとほぼ何ら変わりないと思っています!


HIFLY(ハイフライ)本社:アメリカ

HIFLY通販サイトAUTOWAY
HIFLY通販サイトAUTOWAY

アメリカに拠点を置くユニコーンタイヤ社から日本に供給されています。高次元な品質とコストパフォーマンスの両立を実現し ウェット性能に優れ、高速でも安定した走行を実現しています。
また、直進、コーナーでのドライ&ウェットグリップにも優れ、あらゆる状況で操縦安定性を確保し静粛性にも気遣い、上質な走りと低燃費性能を提供している会社です。

今まで、海外のタイヤは使用したことがありませんでしたが、性能は国産と大きく変わらないように思いましたが、走行距離は15,000ほどですので、こまめにローテーションをしておけばそれなりに利用できたと思います。静粛性や高速道での利用や雨天時などに不安を感じたことはありませんでした。

HANKOOK(ハンコック)本社:韓国


ハンコック通販サイトTIREHOOD

国産自動車メーカーでは日産(OEM含む)、三菱自工(OEM含む)、ダイハツ(OEM含む)の新車装着タイヤとして使用され、世界ではメルセデス・ベンツ、BMW、ミニ、 フォルクスワーゲン・アウディグループ、フォード、ゼネラルモーターズ(GM)などが採用をしている安心アジアンメーカーです。

ドイツツーリングカー選手権(DTM)の公式パートナーとして、2011年以来ハンコックタイヤはその技術力の高さ、ブランドパワーで世界中のドライバーから根強い支持を受けています。
DTMはプレミアムドイツ車ブランドのアウディ、BMW、イギリス車ブランドAston Martinが、その技術力とドライビングテクニックを披露する場として、熾烈なレースを繰り広げる国際大会です

Radar(レーダー)本社シンガポール

Omni United(シンガポール)のグループ会社で高い走行性能と環境性能を備えたタイヤ会社です。>ISOやDOTなどの最高レベルの品質基準をクリアし、世界90ヵ国以上で販売
RADAR通販サイトAUTOWAY
RADAR通販サイトAUTOWAY

ドライは問題なしです。ウエットは若干ふらつきありましたが、普通に走行するには問題なしです。
高速道路では100Km/hを超えたところで”ウオーン”という音がします。しかしこれも特に気にならなくなりました。
静粛性普通の公道での走行は静かなものです。乗り心地も非常に良いです。燃費の性能もよいと思います。

ZEETEX(ジーテックス)・・・本社:ドバイ

優れた乗り心地、パフォーマンス、低騒音、快適なドライビングと安全なハンドリングを提供する最先端のトレッドパターンの製品を開発しており、また、Zeetexがグローバルメーカーであることの認知をさらに広める事を目指します。
ZEETEX通販サイトAUTOWAY
ZEETEX通販サイトAUTOWAY

空気圧を1~2キロ高めに設定しないといけないタイヤですが空気圧が抜けやすいのでこまめな点検は必要です。
3万キロ走りましたがフロント5分リア8分なので2万キロはもちそうです。値段が変わらなければナンカンやネクセンの方が良いと思いました。

MOMO(モモ)本社:イタリア

スポーツに特化したブランドであるため、パフォーマンスの高さには定評があります。 レースシーンで活躍するドライバーならではの深い洞察力を活かしながら、進化したテクノロジーを駆使したタイヤづくりで、軽自動車用から輸入車用まで幅広い
MOMO通販サイトAUTOWAY
MOMO通販サイトAUTOWAY

まず驚いたのが、結構静かでした。
そのため、今まで気づかなかった故障に気づきました。前輪の、アッパーアームがたつきとスタビライザーの破損で、ホンダにて来月1日に修理となりました。
今日、雨の中、問題ありませんでした。夕方、雨もやみドライ走行でき、これも問題ありませんでした

ま と め

輸入タイヤだからダメ!と言う固定観念は昔のものになった感じです。どうしても国産メーカーを基準に見てしまうのは仕方ありませんが、全体的に耐久性が劣るのが一番のネック。

国産タイヤの半分以下で買えるから、安全のために車検ごとに交換でも良いかもしれません。それよりも磨り減った国産タイヤで走る方がよほど危ないですよ。

性能的はメーカーによってドライ重視・ウエット重視に多く比重を置いているような製品も見られます、が総合的なバランスは国産タイヤと変わらないです。

私もMOMOタイヤをチョイスし6000km程走行したインプレション記事を書いています。 「momo(モモ)タイヤ」を装着したインプレッションはこちら

momo(モモ)タイヤを実際に購入し性能を評価してみたところ驚きの結末に