クルマの輝きはワックスのかけ方次第で変わってしまうのをあなたは知っていましたか?どんなに高級なワックスを使っていても、基本を怠ると綺麗にするつもりが逆に塗装面にダメージを与えてしまいます。特に炎天下でのワックスがけは最悪です。愛車をいつまでも新車のような輝きを保つ秘訣とは?クルマのワックスがけの極意を一挙公開!
クルマのワックスかけの基本:洗車
汚れたボディのままイキナリワックスがけはNGです。なぜなら、クルマのボディには砂や鉄粉、ピッチ・タールなどの有害物質が付着しているからです。他にも虫の死骸や鳥の糞があります。
洗車後にこれは「鳥の糞」・・・泣きたくなりますね(; ;)
「夏場に多い虫の死骸」・・・バンパーにびっしり
このような悲惨な状態のままでワックスがけをする人はいないと思います。まずは、水で流しながら目に見えない砂塵などの汚れを洗い流すことから始めましょう。
洗車方法
洗車の順番
Step1:下回りやホイール・タイヤから
ボディを先に洗ってからタイヤやホイール・下回りに取り掛かるとボディについた水分がウォータースポットになって塗装を傷めてしまいます。
・ 水で汚れなどを洗い流す
・ ホイールクリーナー等を使って汚れをとる
・ 頑固な汚れには専用スポンジを使用し優しく洗う
・ 泡や汚れが残らないよう十分な水で流す
・ 最後に乾いたクロスを使い水が残らないよう拭き取ります
Step2:ボディ洗車
・ 鳥の糞や虫の死骸をスポンジでゴシゴシこすると傷がついてしまいます
・ シャンプが残るとシミになるので乾く前に十分な水で流します
シャンプーを使う目的は、泡が汚れを浮かし・吸い付かせることで摩擦から傷を防ぐ効果があるのです!
『洗車のプロ:シュアラスタの動画が分かりやすいよ・ボディ編』
↓ 「動画で使用している製品」
水で泡を完全に流したら手の平で塗装面をナデナデしてみてください。もしザラザラしていたら、それが鉄粉です。
鉄粉をそのまましてにしておくと「サビ」の原因になるので洗車の時同時に『鉄粉除去』をしましょう。
鉄粉除去には粘土がいいです。綺麗になった様でも粘土を使うとびっしりと鉄粉がついてきます
『洗車のプロ:シュアラスタの動画が分かりやすいよ・鉄粉取り編』
[br num=”1″]
洗車アイテムの粘土には、
・ コンパウンドが入っている「下地処理用」
シュアラスター ネンドクリーナー [強力鉄粉除去 ザラツキ除去] SurLuster S-53
・ コンパウンドが入っていない「仕上げ用」
の2種類あります。
本来なら2種類買っておけば完璧でしょう、が「仕上げ用」だけでもOKです。私は仕上げ用しか持っていません。
そしてガンコな虫の死骸、鳥の糞も落としてくれますので粘土があった方がいいです。洗車後にコンパウンドを使って頑固な汚れを落とす時コンパウンド入りのケミカル品を使う人もいるかと思います。
が、ここで注意!!
色によってはコンパウンド入りの使用を控えた方がいい場合があります。
例えば、
黒色などの濃色や白色系でもパールはコンパウンドの使用は止めておいた方が懸命です。
なぜなら、力の加減によって塗装面を削り取ってしまうからです。それに必要の無い部分まで研磨してしまうので塗装へのダメージがあります。
なので、コンパウンドを使う時はポリッシュ作業ができる人や会社に頼んだ方がいいです。
クルマのワックスかけの基本:固形
洗車も終わり汚れを取り除いた状態でワックスがけをします。
ここで紹介するワックスは固形ワックスを使用します。
ワックスには「固形」「半練り」「液体」とありますが、私自身が今まで色々な製品を使う中で今でも使っているのが固形だけです。
それもシュアラスター カーワックス マンハッタンゴールドワックス ジュニア [最上級カルナバ蝋]をおすすめする理由は、
・ 固形なのに濡れたままでも使える(水分を拭き取り手間(時間短縮)がない)
・ 拭き取りがとても楽(半練りは手にワックスの粉が付く)
・ 深くテロテロな艶がいい
そこでおすすめするのが「シュアラスター」なのです。一度使ったらコスパも含めこれが最高ランクだと思います。
※ ワックスの最高峰「ザイモール」ワックスが有名ですが私自身この製品は使ったことがありませんm(_ _)mのでインプレッション出来ません
ワックスがけのやり方は直線的に
その昔、ワックスは「円を描く」ように、が理想的だ!と言う話がありました。
『円を描く様にタップリと塗るべし!』
と、私も円を描く様にタップリのワックスを使っていました。
そんな時、クルマ雑誌(名前忘れました)にワックスがけの特集が載っていて試しにその方法でワックスがけをしてみたら・・・
・ ワックスの減り方が少なくなった
・ 雨水が綺麗にコロコロ球になった
・ 拭き取りしていてワックスの粉が出なくなった
今でも脳裏に焼きついているのが
・ 水が落ちる角度が全く違う
どうゆう事?
円を描くようにワックスを塗ると画像では「線」がダブル場所がありますよね。
この部分のワックスが2層になって抵抗が大きくなってしまっているのです。そして円を描くことでその軌跡が円になってしまい転がり抵抗が大きくなっています。
この実験を実際に見てからはワックスは直線的にしています。
『ワックスかけの基本・・・直線』
・ 薄く延ばす
・ 一度に全体にワックスを塗るのではなく、細切れにおこなう(乾きすぎを防ぐ)
・ ワックスが乾きはじめたらすかさず拭き取る
・ 専用クロスでワックスを均一に塗り伸ばす様に拭き取る
・ 仕上げに専用鏡面仕上げクロスで仕上げる(鏡面のような艶・光沢が出る)
『注意すべき点』
これは絶対にやらない事!!
・ 炎天下では洗車・ワックスかけはしない
・ ボンネット・ルーフ・トランクが冷えた状態でおこなう
・ 風の強い日はしない
・ ワックスを拭き取らずにそのまま放置
です。
「炎天下や風の強い日しかできない場合」
・ 細かく「洗ったら →流す → 吹く」
・ ガラスより上側を先に洗い、流し、すぐ拭き上げる
・ ガラスより下側を洗い、流し、すぐ拭き上げる
ま と め
この方法で洗車からワックスがけまですると、半日はかかります。
私の場合、2ヶ月〜3ヶ月のスパンでパーフェクト洗車はしますがさすがに洗車だけで休日が終わってしまうのは・・・(家族も呆れていますが)
なので、日頃のメンテナンスとしては水洗いだけで止めています。でも、テロテロになったボンネットに自分の姿が映るのを見ているのが祝福の時ですね(笑)
ワックスには「固形」「半練り」「液体」があるけどどれが良いのか?迷ったら過去の記事を参考にしてね。
コメント