ヘッドライトが黄ばむ原因
昔のクルマのヘッドライトは「ガラス製シールドビーム」が主流で
丸型か四角型しかありませんでした。
例えば
「117クーペ」
いすゞ自動車が生産していた乗用車である。
流麗なデザインを備えた4座クーペであり、
1970年代の日本車を代表する傑作の一つに数えられる。1968年に発売されて以来、長期にわたり生産され、長くいすゞのフラグシップだった・・・。
引用元: Wikipediaより
[余談ですが]
いすゞと言えばトラックやバスしか作っていないと思われがちですが、
結構名車と呼ばれる乗用車も作っていたのです。
例えば、
・ ベレットGT
・ ジェミニ
・ フローリアンなど・・・。
そしてイタリアの工業デザイナーで、イタルデザインの創設者『ジョルジェット・ジウジアーロ』が担当!!!
ジョルジェット・ジウジアーロと言えば・・・
・ アルファロメオ・・・ジュリア・スプリントGT
・ いすゞ・・・117クーペ
・ マセラティ・・・ギブリ
・ デロリアン
[余談完了]
現在のヘッドライトと言えば、デザインの一部になっているので作成しやすいよう「ポリカーボレイト(樹脂製)」のレンズに変わっています。
例えば、
「プリウス」
最近のクルマの顔が何だか同じように感じるもの、自由にデザインを作れる樹脂製ヘッドライトだからです。
しかし、デザインの自由性がある反面
『デメリット』は・・・。
・ 傷に弱い
・ 紫外線や熱に弱い
・ アルカリ剤や溶剤を使用すると、劣化する
そこで耐傷性をあげるために「水性のハードコート」で保護しています。
このハードコートが紫外線や熱で劣化することで見た目が悪くなる「ヘッドライトの黄ばみ」になって現れます。
また、ヘッドライトが黄ばむことで「光量」が少なくなり、夜間走行、最悪なのは雨降りの夜間走行でしょう。
実際に黄ばんでいる状態と簡易ヘッドライト磨きした時の「光量」を比べてみた
『黄ばんだ状態」(実験車両:SUZUKIMRワゴン)
実際の「光量」・・・下:3.7 53 左:4.2
赤文字で「53」になっているのが「光量」で、これでは車検は不合格
車検合格光量:ロービーム片側6400カンデラ以上
これを「簡易ヘッドライトクリーニング」した結果はこちら↓
「磨いた状態」・・・2倍も明るくなっています
実際の「光量」・・・下:4.0 103 左:8.1
※ 「下、左」の数字が変わっているのは、磨いたことで本来のカットラインがハッキリした為、
新車状態に戻ったことを意味します
「黄ばんだ状態(磨く前)」
見た目にそれほど違いがわからないと思いますが、実際に計測すると「これだけの差」になるのがお判りになれたと思います。
HIDにする前に、まずヘッドライトクリーニングするだけでもかなりの効果がでます。
ヘッドライトクリーニングの方法
ヘッドライトクリーニング方法3つのパターン