スタッドレスタイヤの氷上性能を比較したらブリヂストンが意外な結果に

スタッドレスタイヤは性能で選ぶ!スタッドレスタイヤで一番気になる性能はアイスバーンで確実に止まってくれるのか?ではありませんか。
しかし、良く良くデーターを吟味してみたら「ブリジストン・ブリザック」が意外に結果に・・・。驚くべき真実を見てしまったその結果とは。

スタッドレスタイヤ性能を比較してみた結果は?

スタッドレスタイヤを選ぶ時やっぱり気になるのは『性能』だと思います。私も今まで色々なメーカーのスタッドレスタイヤを使用してきました。

『今まで使用したタイヤメーカー』

・ ブリジストン
・ YOKOHAMA
・ ダンロップ
・ トーヨー
・ ピレリー
・ ミシュラン
・ ファルケン
・ グッドイヤー

自分でもびっくり!ほとんどのメーカーのタイヤを使っていたなんて(笑)
今までこれだけのスタッドレスを履いて来たけど全て「感覚」だけでしか比べた事しかありません。そこで『タイヤ公正取引協議会』が発表している氷上性能データーを比較したらブリジストン・ブリザックよりも性能が良いタイヤがあったのです。

『タイヤ公正取引協議会とは』

タイヤ公取協の主な活動
・ 広告などのご相談に応じます。
・ 研修会を開催します。
・ 不適正な表示等の調査・指導をします。
・ 規約を普及します。
・ タイヤの性能試験データを審査します。
・ お客様にタイヤの広告などについてアンケート調査します。
・ 表示や試験の方法などのガイドラインを策定します。


氷上制動の結果(アイスバーンで短距離で止まる)

タイヤサイズは需要が多いと想定されるもので価格は「TIREHOOD」を記載しています。

『ミシュラン X-ICE 3+』(195/65R15 ¥13,815)

・ 凍った道でもしっかり止める
・ 圧力を均等に伝える
・ 多方向へのエッジ効果を発揮する

「速度20km/hからの完全停止までの距離:9.54m

「評価」


X-ICE 3+販売サイトはこちら

『僕の勝手評価』
アイスバーンでの制動は安心して止まることが可能です。シャーベットや圧雪は慎重に発進しないと進まなくなる傾向があります。ドライでは夏タイヤのようなハンドリングができます。コンパンウンドが固めの印象。

『ブリジストンBLIZZAK VRX2』(195/65R15 ¥14,904)

・ 氷上ブレーキ性能のアップ
・ 静粛性をアップ
・ 摩耗ライフの向上

「速度20km/hからの完全停止までの距離:10.35m

「評価」


BLIZZAK VRX2販売サイトはこちら

『僕の勝手評価』
アイスバーンでの制動は安心して止まります。ただし、深雪のような圧雪までいかない状態だとカーブでグリップを失うことがあります。ドライは腰砕け状態が起きるのでコンパンウンドは柔らか目です。

『ヨコハマiG60』(195/65R15 ¥11,830)

・ 氷上性能のアップ
・ 耐久性能と燃費性能のアップ
・ ウエット性能アップ

「速度20km/hからの完全停止までの距離:12.1m

「評価」


ヨコハマiG60販売サイトはこちら

(「TIREHOOD」の価格が異常に高いのでAmazonにリンクします)

『僕の勝手評価』
アイスバーンでの制動はABSを作動させる寸前が一番短く止まるような感じです。圧雪・シャーベットでも滑ることなく走行可能。ドライではブリザックほど腰砕けになりません。コンパンウンドは柔らか目。

『ダンロップWINTER MAXX 02』(195/65R15 ¥13,860)

・ 氷上性能のアップ
・ 磨耗ライフアップ
・ 効きの長持ち

「速度20km/hからの完全停止までの距離:12.0m

「評価」


WINTER MAXX WM02販売サイトはこちら

『僕の勝手評価』
アイスバーンでは思った以上に制動距離が延びる。シャーベット・圧雪での発進はアクセルに全神経を集中させゆっくり発進させるのがコツ。ドライはそこそこ。コンパンウンドは柔らか過ぎず固過ぎない』

『グッドイヤーICE NAVI 7』(195/65R15 ¥13,208)

・ 氷上性能のアップ
・ 磨耗ライフアップ
・ 効きの長持ち
・ トータル性能アップと経済性の両立

「速度20km/hからの完全停止までの距離:14.09m


『僕の勝手評価』
アイスバーンでは止まらない。シャーベット・圧雪での急発進は絶対禁物!ドライはとって良い。コンパンウンドは固い』

ICE NAVI ICE NAVI 7販売サイトはこちら

スタッドレスタイヤの性能を左右するのはブロックにどのような素材を使っているかです。雪だけだと圧着ゴム系が優位で氷上性能では吸水ゴム系が優位になってきます。この2種類のゴム質をいかに使いこなしているか、がタイヤメーカーの違いになって現れていると感じます。

スタッドレスタイヤおすすめはズバリこれだ!

スタッドレスタイヤは“効き”が大事。

『スタッドレスタイヤおすすめはこれだ』

「ミシュラン」
X-ICE 3+
SUV・コンパクト/ハイブリッド・ステーションワゴン・セダン・ミニバン・スポーツ

X-ICE XI3
コンパクト/ハイブリッド,・ステーションワゴン・スポーツ・セダン・ミニバン・軽自動車

「ヨコハマ」
iceGUARD IG60
SUV・コンパクト/ハイブリッド・ステーションワゴン・セダン・ミニバン・スポーツ

iceGUARD SUVG075
SUV専用

「ブリジストン」
VRX2
コンパクト/ハイブリッド,・ステーションワゴン・スポーツ・セダン・ミニバン・軽自動車

DM-V2
SUV専用

『価格比較と総合判定』

「右に行くほど安い」
ブリジストン → ミシュラン → ヨコハマ

メーカーランク

・ ブリジストン
・ ミシュランとヨコハマは同等
・ ダンロップ
・ ピレリー
・ グッドイヤー
の順。

・ あまり雪が降らず、でもアイスバーンが心配ならブリジストンより安い「ヨコハマ」

・ 乾燥路が多く減りにくいのは「ミシュラン」

・ 圧雪・シャーベットなら「ブリジストン」「ミシュラン」「ヨコハマ」で決めれば安心

以上報告終わり!

今時はネットでの購入が安くて良いのですが、製造年が確認できないのが難点です。特に気をつけて欲しいのは「Amazon」から購入する場合、同じタイヤでも販売者によって開きがあるのは『製造年が古いのを販売」しているからです。

一般的にタイヤメーカーは『製造年より3年間倉庫で適正に保管されたもの」は新品だと言われています、が・・・。
やっぱり古くても1年前が限度だと思っています。
なので、あまり安い物は止めておいた方がいいでしょう!

ここだけの話・・・「1年前のスタッドレスタイヤを(ちゃんと説明してね)格安で売ったら、お客さんが怒鳴り込んで来た経験があります。(なんだこんな古いタイヤ買わせやがって)」

国産タイヤメーカーの比較だけじゃつまらないので、今話題の「ブリザックを越えた?!ナンカンスタッドレス」を実際私が履いたレビュー記事をアップしています。頻繁に雪が降らない地域ならこのスタッドレスで十分ですよ。

ま と め

雪が降る地域ではタイヤが2セット必要でそれも冬と春に履き替えなくちゃいけないのが不便だと感じた事があります。でも、逆に言えばタイヤ交換なしのままだと夏タイヤを頻繁に交換しなくてはいけないので「メンテナンス費用」として考えたらそれほど差がないようです。

ブリヂストンは最強だと思っている人も多いかと思いますが、こればかりは地域性で左右されます。テカテカのアイスバーンではどのメーカー品だろうと滑ります。

私が一番怖い経験をしたのは、くだり坂でブレーキを踏んでいてもスリップしながらクルマが下がって行くのです。左は商店街、右が対向車が登ってくる。一番確かなのは大雪・圧雪、アイスバーンには「チェーン装着」でした。