アイドリングストップ専用バッテリー寿命の確認方法と交換時期

アイドリングストップ車のバッテリーは過酷な条件で動いています。そのバッテリーが寿命になった時、エンジンの再始動はできなくなります。そして一番厄介なのは、バッテリーの寿命がある日突然やってくる!だからこそ、バッテリーの寿命を確かめる方法が気になりますね!

アイドリングストップのバッテリー寿命の確かめ方はとても簡単です。もし、バッテリーが寿命になっていたら、どれを購入したらいいのか?合わせて記事にしています。

アイドリングストップ車のバッテリーは酷使される

アイドリングストップが付いていないクルマの場合、エンジンをかける機会は、それほど多くありませんね。
例えば、会社に行くだけなら
・ 朝、出勤する時
・ コンビニでお昼ご飯を買った時
の2回ではありませんか?

それに比べ、アイドリングストップ付きのクルマは
例えば、会社に行くだけなら
・ 朝、出勤する時
・ 信号で止まる時
・ 渋滞で止まる時
・ コンビニで買い物した時
・ コンビニから幹線道路に出る時
の数えたら多分数十回になることでしょう。

この間エンジンをかけるために「セルモーター」は頻繁に始動します。
そしてバッテリー電圧を一番使うのは

NO1:エンジン始動時
NO2:エアコン使用時
NO3:ライトをつけた時
NO4:後ろ窓の熱線を使う時

実際に計測したことがありますが、すいませんその時の数値は覚えていないのでハッキリお伝えすることができません。
が、クルマの電装品で一番電気を消費するのは、間違いなく

『エンジン始動時=セルモーター消費電圧』です。なので、頻繁にストップandゴーを繰り返すと、バッテリー寿命は短くなります。スマホで考えてもらうととっても分かりやすいと思います。1日中電源をONにしっぱなしでアプリを良く使う人は電池の減りが早いはずです。

アイドリングストップ車のバッテリー寿命の確認方法

クルマはエンジンで走ります。(日産ノートなど電気自動車は別ね)

エンジンがかからないと単なる「鉄の塊」です。バッテリー交換のサインさえ知っていれば楽しいドライブ中にバッテリー上がりで寂しい思いをすることがなくなります。

バッテリーが弱っている時の主な症状

クルマのバッテリーが弱くなっている時、クルマ本体に色々と症状が出始めます。例えば
・ ヘッドライトが車両停止する瞬間一瞬暗くなる
・ パワーウィンドウの動きが遅くなる
・ エンジンのかかりが悪くなる(特に冬場)
・ アイドリングストップ警告灯が点滅する
・ アイドリングストップ警告灯の色が変わらなくなる

基本的にアイドリングストップ付きのクルマはバッテリーが弱ってくると、アイドリングストップしなくなります。これはセーフモード(再始動出来なくなる事が予想されるため)に入ることで、バッテリーを保護しているからです。
上記の症状以外に確認して欲しいことが、

・ 新車からもしくは、中古車で購入しバッテリーは何年間使っているのか?
・ 前回交換時より何年間使っているのか?

もし、クルマを購入してから数年の間、一度もバッテリーを交換していなのでしたら、今すぐ交換が必要です。そして、バッテリー本体には必ず『製造(充電)時期』が表示されています。
「6桁の数字が表す左から2桁ずつ日・月・年(西暦の下2桁)」

このバッテリーの場合「2013年9月3日製造」

このバッテリーの場合「2011年2月20日製造」

使用年数を確認して、2〜3年経っていて、尚且つアイドリングストップをしなくなったら、即交換が必要です。

アイドリングストップ対応バッテリー

アイドリングストップ付きのクルマに安い!と思って普通バージョンのバッテリーは合いませんよ。

エンジン再始動時に沢山の電気を使うアイドリングストップはバッテリーを酷使します。なので、一般的なバッテリーでは充電力不足になるのです。

アイドリングストップ車用バッテリーの見かた

バッテリーは性能や大きさによって英数字の記号で表示されています。
例えば、

・ ワゴンR・・・・・M-42R
・ アルト・・・・・M-42R
・ アルトラパン・・k-42R
・ タント・・・・・M-42
・ ムーブ・・・・・M-42
・ ミラ・・・・・・M-42

『M・・・外形寸法区分』
『42・・・性能ランク』
『R・・・端子位置』(表示がないものは“L”が基本)
ここのサイズを確認して同じサイズの物を購入するようにしてください。

ま と め

クルマのバッテリーは不調を事前にお知らせはしてくれません。本当にある日突然、「エンジンが掛からない!!!」

になって初めてバッテリーの寿命が分かるとても厄介は部品です、他のクルマの部品なら、異音を出したり(ゴーとかキィーとか)臭くなったりして何時もと違う感じを醸し出してくれます。

でも、家族で買い物で郊外のスーパーに行った時とか土砂降りの交差点の真ん中で、とかも有りうる事がバッテリーなのです。

なので、使用年数で交換するのが一番安心だと思います。

アイドリングストップ車用のバッテリーは弱くなって来ると『アイドリングストップ』しなくなるのでその症状が出たら交換時期ですよ。